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2007年8月17日 (金)

痛みについて

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そう。痛みなんですよ。
暑さの感覚以外で、アメリカ人と日本人の顕著な違いの一つが痛感。
いや。これはもしかしたら痛感じゃなくて、我慢度の違いかもしれません。
それを一番感じるのは、歯医者に行ったときです。最近は日本でもそうなのかもしれませんが、こちらでは、とにかく痛みを少しでも患者が感じると大騒ぎになるので、なんでもかんでも麻酔です。
絶対無感覚だろそこは、という部位を治療する時でも、麻酔をブッスーとやります。で、何を隠そうその昔歯科助手のバイトをしたことがあるリンコ。膿みを出すため、麻酔なしで腫れた歯茎を十字にブチーっと切り込まれた経験がある関係上(さすがに涙目になったけど)(先生に『アンタよう我慢したな。泣くかと思ったわ』と言われたけど)(←ならやるなよ)(←ていうか、そこまで我慢するなよ自分)、痛みにはめっぽう強いという自負があったんですよ、私。
歯医者に行っても、一声も発さない私の様子に
「あー。日本人の患者さんって本当に楽。アメリカ人はすっぐ大騒ぎするから、もう大変で……」とぼやきはじめるドクターまでいました。
そういえば友達のダグは、親知らずを抜くとき、あまりの恐ろしさにお母さんとガールフレンドに付き添ってもらい、両側から手を握ってもらって抜歯したとか言ってました。
と、まあ長々と痛みに強い自分についてご説明しましたが、それが覆された出来事がありました。

それは『巻き爪の治療』。

あの。もうね。なんていうかね。つま先ってこう……敏感っていうか、なんか、ああ、説明しがたい恐怖を伴う鋭敏さがあるといいますか。
つまりものすごおおおおおおおおおおっく、コワかったんです。
ことの始まりは、右足の親指です。
なんか爪の中が黒ずんでるなあ。抑えるとちょっと痛いかなあ。ハイヒールのはきすぎかなあ。なんて気楽に思ってたんですよ。
そしてある日、友達と電話で話しながら足を組み替えたとき、なんか水気が片方の脚にムニョとついた感覚があったんです。
おや?
とみると、右足の親指がヌメヌメと光っています。
おやおや?
と触ってみると、
ぐえええええええええええええええええええ
つ、爪の間から腐った液体がっ。
そうなんです。なんか知らんけど、爪の間から得体の知れない液体が、ドロドロドロローンと出て来ているんです。しかも爪をギュと押すと、ニョロ。ギュ、と押すと、ニョロ。
思わず電話口で「ぎえええええええええええええええええええええええっっ」と叫んでしまいました。電話の向こうの友達に事態を説明すると、「すぐ医者に行きなよっ」と言われました。でもなあ。爪の間から汁が出たぐらいで医者とかなあ……。と渋る私に「絶対絶対行った方が良いって!大変なことになったら大変よっ(?え?)」と言われ、んじゃまあ行っとくかね、と不真面目な態度でお医者に行きました。
ら。
「あーコレ放っといたら頭腐ったかもしれないねえ」
げええっっっっ、あ、あ、頭って頭って、腐るって腐るって!?え?頭ですかっ?
「いやまあほら。心臓に近いじゃない」
ち、近い?か?え?つま先が?それに頭が腐る話は?
「とにかくつま先だと思って放っておいたら大変なことになるってことですよはっはっはっっは」
T先生……。まじめな話なんでしょうかそれは。
「これはもう手術だねえ」
しゅじゅつ!
「じゃ、今日やる?それとも今度にする?」
だだだってさっきさっき先生頭が腐るとか心臓がどうとかおっしゃってませんでしたっけっ?
「いやだってあなた、都合もあるでしょ?しばらく靴、はけないよ」
げええええええええええげえええげええげええのげええええっっっ。そんな大事なんですかっ?
「いやもうすぐ終わるすぐ。5分ぐらい。じゃ今やっちゃおうか?ね?」
うううううう……でも確かにつま先痛い感じするし怪しい液体が出て来てるし頭腐ったら困るし。
じゃ、いいです……やってください……。

と。
返事をしたのがまちがいでした。
そもそも、先生が注射器を手にしたのを見た瞬間から、うぞぞぞぞぞぞぞぞ〜〜〜っと来たんです。ホントにね。注射とかそういう痛みには強いんですよ、私。でもそれがつま先だと思うと……。その時点で右足親指はゴムヒモでかたーくねもとを縛られ、先っちょはしびれ状態。
先生の注射器がつま先に近づいて来た瞬間。
「ひいいいいいいいえええええええええええええええええええええええええあああああああああああああああああああ!!!!」
「わびっくりした。大げさだねえ。大丈夫だってば」注射器の先から麻酔をピュとしながらT先生。
「ぬひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「あーうるさいねえ」ブスー。有無を言わせず注射針がつま先に。
「いだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいだいいいいいいいいいい!!!!!!!」
「そんな痛くないでしょう。え?」
痛いから痛いちゅうとるんじゃっっっっ!
「いたいたいたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたわーぎゃーうぎゃーぎえーひえーぎいあああああああああああああああああああ!!!」
「あーうるさい」プス。ともう一本。
「むうぎええええええええええええええええええええええええええあああああああっぎゃあああああああああああああああああああおおおおおおおおおおおおおおおおおひいいいいいいいいいいいいいいいいええええええええ」

ということでですね、書いてる私も疲れましたが読んでる皆さんも、ええかげんにせえ、と思われていることでしょう。
麻酔注射だけでこの騒ぎです。
その後の手術にいたっては、麻酔のおかげで無感覚になっているにも関わらず、そりゃもう地獄の大騒ぎでした。受付や待合室にまで響き渡るほど大騒ぎし、待っている患者さんを死ぬ程ビビらせ、T先生に「他の患者さんが帰っちゃうから騒ぐのやめてちょうだい」と言われたほど、騒ぎたいだけ騒ぎまくりました。
だってねおくさん。
そりゃもうほんっとにものすごくエゲつない有様だったんですよ……。

まず麻酔で無痛状態にし、巻き爪になっている両側の爪をはさみで切ってはがします。その時、痛みはありませんが、つま先は当然血みどろです。それをべりべりベリとはがして切り取るT先生。もう、思わず言ってしまいました。
「こ、こんなこと出来るなんて、人間じゃないー!」
「へっへっへ」平気な顔で笑って作業を続けるT先生。
その先がもっとエゲつなかったです。
ながーいながあああああああああああーい綿棒を二本取り出して来たT先生。
「これね。この先っちょに毒を塗ってね、あなたの親指の爪の根本の両側の部分に突っ込むの。そうしたら、この先あの巻いていた爪はもう二度と生えてこないということ。わかるね?」
わかってもわからいでもどうでもええからはよやらんかいっっ。
とはさすがに言いませんでしたが、もう説明なんかどうでもいいんです。
その手の中にある、異常に長い綿棒。それを一体どこまで突っ込むというんですか?え?同じ人間にそんなこと、普通できませんよね?ね?

……と思いましたけど、いましたよ、そんなことできる人間が。

Tsume
↑親指の関節のあたりまで綿棒がささっていたと記憶しています。

そりゃもうなんていうか、二度とこんな有様は見たくないというぐらいエゲつなかったです。

後日再診に訪れた時、待合室にすわっていたら診察室の中から日本人男性らしき声で「うううううううううっっっ!!!いたいたいいいいいいたいたいいいいいああああああっっっ!!」という叫び声と一緒に「ひっっひっひっひっっひっひ」というT先生の声が聞こえて来ました。
次いで「もうねえ。こういう仕事してると、人様の痛みに鈍感になってくるんですよねえ」という声も。
……ていうか、T先生。鈍感とかより楽しくなってるんじゃないかという疑惑が。

結局左足の親指も今のうちに手術しておかなければ、かなりひどい巻き爪なのでいずれ腐るよ、と言われ、数週間後にまた同じ目にあいました。
さんざん大騒ぎしまくった手術後、ぐったりしながら「あーつかれた……」とつぶやくと
「こっちのほうが疲れたよ。あーこんな人はじめて」とT先生に言われました。
カルテを持って来た看護婦さんにも「くす」とか笑われるし。

ちなみにこの診療所は、後日両親がやってきた時に、父や母の風邪だの母の指の皮そぎ落とし事故なんかでお世話になった診療所です。
母の治療後、T先生の診察室の前を通りかかったとき、母に『この先生に生爪はがされたのよ』と大きなコソコソ声で告げ口をしたら、耳の良いT先生がパッと振り返りました。
「あっ。あれっ?あなた今日はどうしたの?また爪治してあげようか?」
いらんわっっっ!
と言う前に、死ぬ程外面が良い母がお上品なお声で「まああああ。先生、うちの娘が本当にお世話になりまして。なんですか、大騒ぎしてご迷惑をおかけしましたとかで、本当に申し訳ございません。ほほほほほ」とかやるんですよ。
でまた、多分母と同じぐらい外面がよくて口がうまいT先生がこうきましたね。
「あっ。お母さん?えっ?いやーお姉さんかと思いましたよー。」
「あらーいやだわ先生ほほほほほほほ」
「はっはっっはっははっははは」

ま。いいんですけどね。
もう生爪両足はがしたし。巻き爪の手術は二度とせんわ。

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コメント

これは痛い!

昔、テレビで巻き爪の予防法で
同じように両端にマッチ棒?綿棒?
だったと思う、を爪に挟んでいたのを
思い出しました。

イラスト・・・ナマナマしいですね。
痛そう。いや、痛かったんでしたね。

投稿: ゆきだるま | 2007年8月18日 (土) 21時36分

身の毛もよだつ巻き爪イラストありがとうございます(ぞぞ~)。ホラーイラストレータへの道まっしぐらか?
T先生のファンになりました♪行って見ようかしらん

投稿: miyu | 2007年8月18日 (土) 11時12分

うげげげげげげげっっっ とてもとても痛そうですね!
親指の爪はもう生えてこないんですか?

Canadaでも親知らずを抜くときは全身麻酔って聞きました...

投稿: うさぎ | 2007年8月18日 (土) 08時35分

巻き爪の治療って、こんなふうにするんですね。
指先って神経が集中してるから、麻酔の注射だけでも痛そう。そして、いくら麻酔が効いてるからって、その作業をガン見してたんですか?そっちの方が、すごいと思います。
それにしても、腐った液体が出るまでほとんど気づかないっていうのも、どんなもんかと。

yayoさ~ん。
貯金は、順調ですか~?

投稿: ぞ~いのとうちゃん | 2007年8月18日 (土) 05時21分

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