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2007年11月 8日 (木)

アメリカのサービス

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NYで暮らし始めてはや18年と半年。
長年のアメリカ生活の中で、未だに自分の身にふりかかる度にあきれ果ててモノも言えなくなるのが、アメリカのサービスの酷さです。
ここアメリカでは私たち日本人はマイノリティー。色々と差別もされましたし、日本に住んでいた頃には全く想像もつかないようなエラい目にも遭ってきました。
しかし、日本人であるということが理由ではなく、ただ単に『アメリカのサービスが酷い』という理由だけで、絶対あり得んわっ、というような経験を何度も何度も味わってきました。
日本はお客様天国ですよね。
一年に一度日本に帰ると、接客業の人々のそのあまりの丁寧さに、なんだか申し訳なくなって土下座したくなるぐらいです。
お店でお買い物をすると、お店の外まで紙袋を持って店員さんがついて来てくださり、「ありがとうございましたー」と深々とお辞儀をしてくれるし、好きに見て回りたい時にあまりにも付き添われたり商品の説明を延々とされると、ちょっと困ることもあるけれど、おおむねヒジョーに快適なお買い物となります。
それはレストランでもカフェでも、そしてスーパーマーケットでも同じことだし、果てはネットショッピングでもそう。
注文したものがとっても迅速に届き、梱包も丁寧だし、フォローアップも行き届いています。何かちょっとでもミスがあると、大急ぎで対処してくれますし、電話で問い合わせなんてしようものなら、オフィスのデスクに頭をこすりつけているのではあるまいか、と思うほど平身低頭して謝ってくださる。
まあ電話を切ってから「ばーか。何様だと思っとるんじゃ」と言ってるかもしれませんが、そんなこた聞こえなきゃそれでいいんです。

まあそれがおくさん。
アメリカのサービス業なんて、はっきり言ってサービスと呼べたような代物ではありません。
先日もドラッグストアでリップスティックの新製品がずらーっと並んでいたので、買う気はなかったんですが、なんとなく手に取ってみてみたんですよ。
そしたら透明なプラスチックのふたの中に見えている口紅の部分が、誰がやったのかぐじゃぐじゃになっていて、ふたの内側でけずれてしまっているんです。あげくの果てに、使ってみた形跡まで。
ひどいねえしかし…と思いながら棚にそれを戻そうとしたところ、背後をとおりかかったお姉さんのようなおばさんのようなでもなんとなくおっさんみたいな大きなおばさん店員に「アンタ!そういうことしたんなら買ってもらうわよっ!」とすごむんですよ。
ていうか、私0.5秒前にこれを棚からとって、その惨状を見た瞬間に0.3秒で棚に戻そうとしたんですけど。しかもおばさん、それをしっかり横で見てたじゃん…。
「いや。私がしたんじゃないけど…」
「どこに証拠があるのっ?」
証拠て…。
もうあまりのことに無言でおばさんの白目を見つめていると、ハーと大きくため息をついて首をすくめ、その場を立ち去ってしまったおばさん店員。一本向こうの通路で「あっちの通路にいたガール(←私のことじゃ)が口紅をうんたらかんたら、バカだからうんたらかんたら」と悪口を言っているのが聞こえてきました。
もう今やこの程度の事では腹もたちませんが、しかしサービス業のなんたるかを、あの人たちはその一生のうちの0.001秒でも考えたことがあるんでしょうか。

そういえば、サービス業云々とはちょっと違いますが、ハロウィーンの夜にもとっても嫌な気分になることがありました。
待ち合わせの場所までさすがに海賊の衣装でバスやサブウェイに乗るのは恥ずかしかったのでタクシーで行ったんですが、ソーホーの通りでタクシーをおりたときです。
ちょうどタクシーをおりたすぐ隣に、SUVタイプのリムジンが停まっていました。黒塗りのピカピカした車です。
タクシーのドアを開け、石畳の通りに降り立った瞬間
「待て待て待て待て!」と言いながらリムジンのドライバーが降りてきました。
何じゃい?と思いながらお財布におつりをしまっていると、
「今タクシーのドアで僕の車のドアを思い切りぶつけただろう!」というんです。
で、返事はぶつけていません、です。
「ノー」とシンプルに答えると
「ぶつけたじゃないか!見ろ!」とえらい剣幕で言いながら、タクシーのドアが到底とどかないような高い位置のゴミのような小さな傷みたいなものを指差します。
黙っていると、さらに
「どうしてくれるんだっ!修理するのに1000ドルかかるんだぞっっ!」と私の顔面にむかって大声で怒鳴る運転手。
が。
私はその時、リムジンの中にいた茶色い犬に目が釘付けになっていました。なんかがに股のヌラヌラっとした感触ぽい小型の犬がうろうろしていたんです。

いやー、それにね、こういういちゃもんって本当に聞いているだけで心が貧しくなってきて、聞くに堪えないんです。
で、犬をちょっと見てから、文句を言い続けている運転手をもういちどじーっと黙ってみていたら、しばらくわーわー文句を言い続けていた彼は、私が返事をしないので、曖昧な態度で運転席に戻ってしまいました。
こういうことがある度に、犬のように生きたいなあ、とつくづく思います。
無駄な欲とか嫌みとか、そういう感情とは別の所でシンプルに生きている……って考えると、別に犬じゃなくても猫でもペンギンでも、まあ虫でもいいといえばいいんですが。虫はちょっと嫌かも。

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↑こういう感じの人生がいいかな。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

写真をピックアップしようとドラッグストアに行ったときの出来事。カウンターに誰もいなくて待つこと数十分、痺れをきらして店員を捕まえに行って戻ったらすでに店員は戻っていて客のラインができていた。すでに店員と対応していた客の後、”私はこの人の前から待っていて、店員がいなかったから呼びに行っていた”と並んでいた人に言ったところ、一人の客が”ここから立ち去ったらもうあなたの順番はなくなっているのよ”と言い捨て私の前に行き用を済ませました。店員も何も言わずにその人の対応をしました。私は何も言わずに列に割り込んだのではなくきちんと理由を述べたつもりですが、その客の反応と店員のアンフェアーな接客には憤慨しました。 しかし、そのいやな客の後にいた人は、わたしと目を合わせ、彼女の発言に目をぱちくりさせていました。 
場所が場所ですし(ドラッグストアー)、まともなサービスを期待するのは間違いかも知れませんね。 後で、怒りながら主人に話したら、そういう時は”It's Christmas. I'll let you go." (クリスマスイブだっだので)と言ってやれと言っていました。なるほど!!

投稿: Alice | 2007年12月26日 (水) 14時49分

おっしゃる通りです。日本人にとっては理解のできない事が多いですよね。最初の頃はあまりの驚きと悔しさで、家に帰ってからシクシク泣いた事もありました。
負けないぞー!なんて1つ文句を言おうものなら100くらい機関銃のように反撃してきます。みなさんも経験してるんですね~
日本は天国です。快適にお買い物できます。気分良く過ごせます。愛想のない若い店員くらい何てことありません。みんなちゃんと仕事してくれますもの。レジ打ち店員さんの無駄話で待たされる事もないし。おつり銭をごまかす人もいません。
今のところありがたく思う事はあっても、嫌な想いをしたことがありません。
ただ、きちんとし過ぎてて、
こちらまできちんとしないといけないプレッシャーあります(笑)

投稿: 笑うK | 2007年11月 9日 (金) 11時30分

ロンドン野郎が住んでいるカナダは全体として田舎のせいか、幸いにもあまりそういった極端にひどい目に会ったことがありません。 特に世代の若い移民が多いという事もあるのでしょうが、へたくそな日本人英語でも一応は一生懸命聞こうという態度は示してくれるのが一般的です。 実際、以前アメリカから転勤してきたある駐在員の奥様は、『おめぇ何言ってるか分らね。 英語で話せ!』みたいなことを言われて電話をたたき切られたことがアメリカでは何度もあるって言っておられました。 その点カナダは天国みたいだそうです。 ただ日本との文化的な違いとしての、人々の階級差、能力差、知識差、意識差は常に感じることがあります。 やっぱり日本人の他人を思いやるという意識レベルは全体としてすごく高いんだと思います。 そういうのが(チップを伴わない)サービスの違いに出ているんじゃないかな。 (ちょっとカタいコメントですが・・・)

投稿: ロンドン野郎 | 2007年11月 9日 (金) 09時57分

いや~日本の接客もこのごろかなり微妙な感じになってきたわよ。
特に飲食業の若いアルバイト店員!覇気のないこと・・
それ以上にひどいのは、日本の「客様は神様です」を逆手に
取った客のモラルのなさ!性質の悪いことこの上なしよ。
わたしゃ、日々電話でどうしょもない苦情を受けて「なんで
私がこんなあほにあやまらなあかんねや」と情けなくなるよ。

投稿: きょうこ | 2007年11月 9日 (金) 09時39分

うぅ~すんごいわかりますっ!特に夜中のデュエインリード(あってます?)!!昼は意外と親切なのに夜中は最悪。差別するわけじゃないけど夜中の黒い方々はほんと最悪です。夜中に大量に買い込む自分がいけないんだけど、普通に袋詰めまってたら、グチャグチャに入れるは、しまいにゃ顎でお前も手伝えみたいな・・・・。無視しましたけど。腹立たつと日本語で全部済ませます。南米系のデリのおっちゃんは真夜中でもフレンドリーです♪

投稿: 2号 | 2007年11月 9日 (金) 08時56分

我が家の2匹の猫さん、仕事は食べて、寝て、遊んで、時々人間をかまってあげること。羨ましい・・・。
食べ物と、お酒の神様がついているお陰でアメリカではまだ嫌な思いしたことありません。逆に親切にしてもらっています。と言うより「下心ありか?」と思うようなサービス過剰の方が多いかも。
あ、ただラスベガスのディーラーにはがっつりやられました。

投稿: Minako | 2007年11月 9日 (金) 03時00分

日本に住んでいるとチップの概念がないので、逆に旅行するとビックリしてしまいます。
トイレ行ってもお金いるなんて・・・
めちゃめちゃ近い私はどうすればいいんだ。
日本でもいいレストランでは初めからサービス税取るけど、アメリカでは大抵どこでも要りますよね。
私たちからしてみれば、オーダーしたものを運んでくれたりするのって、仕事の一環だと思うけど。
それに対してチップを払うのってどうもわかんない。
日本に遊びに来るアメリカ人ってそのへんの違いをどーいう風に思ってるんでしょうかねえ。

投稿: yayo | 2007年11月 9日 (金) 01時47分

日本へ買える度、一番びっくりするのはホテルにチェックインした際、重いスーツケースを部屋に運んでくれるのが大抵、若い華奢な女性であるということ。

しかもチップは受け取らないし、、、。丁寧すぎて逆にで申し訳なく感じます。 

でもやっぱり接客の悪さが目立つのはアメリカでもNYシティーみたいな大都会だけかも、、、。他の州はNYCに比べるととーっても親切で感激です!

ところでリンコさん、神戸での囲む会の写真はいつアップしてくれるのかナ?

投稿: コン | 2007年11月 9日 (金) 00時00分

いますよね、心の貧しい人。
私も無視するタイプです。
わーわー言う人はとりあえず、言いたいだけ言わせます。
別に、こちらに非がない場合はですけど。

もう少し心にゆとりを持っていただきたいですよね。
ま、自分も含めて、ですけど。。

投稿: EVA | 2007年11月 8日 (木) 22時47分

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