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2007年11月29日 (木)

怖い話2

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どうして、こんなことを忘れていたんだろう。
どうして。
どうして。
こんな恐ろしいことをすっかり忘れて、私は一人この部屋に戻って来たりしたんだろう。

どうして。


そう。
どうしてあんなことになったのか。
それも思い出せません。
ただ覚えているのは、彼女が、
私の友達が誰かを殺してしまったこと。
そして、足元に転がる見知らぬ女性の体に、
薄地のドレスが濡れたようにまとわりついていたことを、今はっきりと思い出しました。
腰まである長い黒髪と薄いグレーのドレスが、細く均整のとれた体にぐるぐるとまとわりつき、私の気のせいなのか、その女性の体の周りには薄い霧がかかっているように思え、まるで、たった今海からあがってきて倒れ込んだ人のようにも見えました。

どうして。

どうしてこんなことに。


私の心の叫びは、友達には届きません。

一心不乱に冷凍庫の中身を放り出し、彼女がその女性の体を冷凍庫の中に入れるのをただ黙って見ていました。

私は、どうして何も言えないんだろう。
何か言わなければ。
こんなことはやめるように?
どうしてこんなことになったのか?
何もかも遅すぎるのに。

私は、冷たくなった手をさすりながら、悪夢のようなその光景を黙って見ているだけでした。





こんな恐ろしいことを、どうして私はすっかり忘れていたんだろう。
今、この部屋の中には、

私と


そして、あの女性の死体が


このドアの向こうに





後頭部に冷たい霧がかかったようになってきました。
強い恐怖心と焦燥感に襲われると、私はいつもこんな風になります。


どうしよう。


このドアのむこうにある、あの恐ろしいもの。


部屋中に、冷たい空気がたちこめているに違いない


あの


恐ろしいもの




もう一秒たりともここには居たくない。
それなのに、この目の前のドアを開け、あの冷凍庫の前を通らなければ、私はどこにも行けない。

そう思うと、指一本動かすのすら恐ろしくてできなくなってきました。

どうしよう。どうしよう。どうしよう。
けれど、
もう一度外に出たい。
まだ明るい表に出れば、人もたくさんいるはず。
誰かに助けを求めれば、
きっと大丈夫。
早く、早く、早く外に。


思い切って、こわばる腕をドアにのばしました。
どうか何ともありませんように。
部屋の中は、元のままでありますように。
だって
私は殺してない。





ゆっくりと白いドアを押しました。

少しだけ開いたドアが、ぐっと手応えを感じ

それ以上開きません。

もう一度力を込めてドアを押しました。



開かないドア



どうしよう



何が向こう側に

















ああ。怖くて今日はもう続きが書けません。
ぞくーっ。

072607_0424
↑怖い夢は大変でしゅねえ。ぐーぐー。








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コメント

今日もチョビのほんわか写真で恐怖がやわらぎますー

投稿: miyu | 2007年11月30日 (金) 08時17分

この文章を読んでいて、マジ背筋が凍りつくような感覚に襲われました。 リンコさんはやっぱりホンモノの物書きです。

投稿: ロンドン野郎 | 2007年11月29日 (木) 22時27分

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