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2008年3月17日 (月)

事故

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週末、工事現場のクレーンが倒れて大事故になりました。
なんと7人もの方がこの事故で亡くなってしまいました。大惨事です。
丁度事故発生当時、チョビのお散歩中だったんです。
しかも普段のルートだと事故現場を通りかかっていたところだったんですが、たまたまこの日はチョビのブラッシングコームとおやつを買いに行こうかねえ、とチョビと相談して、反対方向に向かったんです。
結局なんとなくおやつもコームも買わずにちょっと遠回りして帰路についたところ、家の近所まで戻って来たらものすごい勢いで数台の消防車や救急車がサイレンをならして走っていくところに遭遇。何がおこったのかなあ、って思いながら帰宅したら、夕方のニュースで事故の第一報が報じられていたんです。
びっくりしました。
今も事故現場周辺は通りが封鎖されています。
チョビのお散歩は、ちょっと怖いので別ルートにしています。
事故で亡くなった皆さんのご冥福をお祈りするとともに、工事現場の安全性をもっと高めるべきだと高まる世論に私も同意します。特にアメリカでは、絶対危ないでしょうこれは、と思うような危険丸出しな高層ビル建築現場をよく見かけます。
危ないなあ、と上を見上げつつ足早に通り過ぎたくなるような現場が本当に多いんです。
で。
このニュースで思い出したんですが、ベトナムで見た恐ろしいもの。二回連続。
それは死体でした。
同じ日に二度です。続けざまに。

二度とも事故なんですが、特に衝撃的だったのは、高圧電線事故です。
タクシーに乗っているとき、珍しく渋滞で車が路上で停まったんです。
前方を見るとかなり長い車列ができています。
珍しいなあ、と思いつつ窓の外を見ていると、なんか異様な人集りが右前方にあることにまず気がつきました。
おや?
と目を凝らして見ていると、その群衆は全員上空を見上げています。
なぜ上を?
と思いつつ、彼らが見上げている上空に目を転じると、オレンジ色の作業服を着た二人の人々が電柱をよじ上って行くのが見えました。
で、その成り行きを見ていると、ふと彼らのよじ上っている電柱のてっぺんから何かオレンジ色のものがぶらさがっているのが見えたんです。
あれは何かな?
とまた目を凝らして見ていると、
あっ
あれは人じゃないかっ?
片足が電線にくくりつけられたまま、片足と片手を不自然な形にぶらんとさせた、逆さ吊りの男性です。
もう大ショックでした。
はっと息をのんでいると、タクシーの運転手さんが「あれはもう死んでる」と、淡々とした口調で言うんです。
えーっそんな淡々と…
「高圧電流で死んだ。ベリーデンジャラスベリーデンジャラス」と何度も繰り返す運転手さん。あれでよく死ぬんだ、とも言ってました。
しかもその気の毒な男性は、消防のはしご車で救ってもらうのではなく、電線にくくりつけられたひもを切り、下に居る人たちが広げている大きな布の上に落とされるんだそうで…。
こんなに間近にそんな様子を見たことがなかった私には、相当ショッキングでした。
ショックを受けてボーとしていると、しばらくして車列が動き出しました。
なぜ渋滞していたのかというと、その事故の様子を見るために人々が車をスローダウンしていたのが原因だったんです。

なんだかなあ、と思いながらちょっとボーっとしていたら、5分ほどして運転手さんが「ンっ」と言い、運転席側の窓をトントントンと指で叩きはじめました。
そして、運転手さんが私の側の窓をスーっと開いたので、ふと外を見たら、そこはたった今発生したばかりのバイク事故現場。
大型バイクが二台道に転がり、首をヘンな形に曲げたフルフェイスヘルメット、黒ずくめの男性が倒れています。
あっ
と思ったら、また運転手さんが「あれはもう死んでる」
「バイク事故で死んだ。ベリーデンジャラスベリーデンジャラス」
もちろん周辺は大渋滞。
倒れた男性の周りにはどんどん人々が集まり始め、あっという間に黒山の人だかりです。
まああんなに交通法規を無視した運転ぶりがまかり通ってるんだから、事故もさぞ多かろうとは思いますが、なんというか、その死にまつわる周辺の反応というか状況というか、それがなんともいえず淡々としていることに、ちょっと違和感を覚えました。
そういえば道ばたの『交通法規を守って安全運転を心がけましょう』と書いてある(んじゃないかな)看板にも、それはもう恐ろしい凄惨な交通事故現場の写真がドカドカと載ってたりするんです。
こ、こんなものを公の場にさらしていいんだろうか…?
というようなものすごいものです。
確かにこんな写真を見せられたら気をつけよう、って気になるんじゃないかと思うんですが、街を走り回ってるバイクの人々を見る限りではあまり気にしている風でもありません。ただ、皆同じ様なスピードで、気持ち良さそうに流れにそって走っている人ばかりで、アホみたいなスピードでぶっちぎったり爆走している人はほとんど見かけません。それなりの暗黙のルールでみんながクルージングを楽しんでいるんですよね、きっと。

そうそう。書き忘れてましたけど、ベトナムのタクシーって激安です。初乗りがだいたい1ドルか、下手すると75セント。30分以上かかる空港から街まで走っても10ドルなんてほとんどいきません。ニューヨークのタクシーも安いと思っていましたが、ベトナムはそれ以上です。

Photo
↑早朝だったので静か。日中や夜はこの85倍ぐらいのバイクが走り回る。

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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

★EVAさん
ほんとに死と生というものに対する感じ方も、文化によって違うんですね。軽いとか思いとかそういう違いではないんですがね…。あのクレーン事故も大変でした。ギリギリでした。

★yayoさん
大丈夫!チョビちゃんのおやつは翌日かってあげました。もちろんブラッシングコームも一緒に。

★ロンドン野郎さん
そ。それは本当にギリギリな体験でしたね!怖いです〜。私飛行機嫌いなんです〜。ガタブル。

★Lotusさん
そうなんです。ベトナムの人たちの最も強い印象は、『鋼』のような強さです。強い。強いです。あの可憐な女性達もきっとすごく強いんだろうなあ、って思います。

★恭子さん
ひっ。それもすごく怖い体験ですね…。ベトナムでは『死』というものに直面することが私たちより多いのかなあ、って思いました。

★Minakoさん
本当に。あの事故でセントパトリックスデーのパレードを見にフロリダから遊びに来て、崩壊したビルに泊まっていた女性が亡くなってしまいました。本当に気の毒です。人世って一瞬先に何が待っているのかわからないですね…。

★みささん
そういう心ない人がいるのは、残念ですが本当ですね。
確かに死に直面した時、人って色々な反応をするものかも。そしてそこにお国柄や土地柄って出るものかもしれませんね。

★DAISUKEさん
本当に家に戻ってニュースを見てびっくりしました。ビルが一軒崩壊してしまっていて…。高層ビル建築って危険だらけです。

投稿: リンコ | 2008年3月19日 (水) 20時22分

あっ・・・
あのNYのビルの大事故
チョビの散歩コースだったんですね。
クレーンがぶっ倒れてかなり酷かったらしいので
散歩コースを変更して良かったですね。

投稿: DAISUKE | 2008年3月18日 (火) 06時01分

クレーン事故は新聞の記事で知りました。写真を見た時どうなっているのか分からないくらいになっていました。NYとあったのでりんこさん大丈夫かしら、と思っていました。お散歩のコースを変えていて良かったですね。何となくいつもと違う行動をとっていて救われた、という話を聞く事がありますがまさにそれですね。無くなった方のご冥福をお祈りします。

「死」に直面した時の反応ってお国柄が出るものなんでしょうか。
自分の体験でもの凄く嫌だったのは祖母が倒れて救急車を呼んだ時に野次馬の1人が「びょ~に~んが出ったんだ~!」と自転車に跨り嬉しそうに抑揚をつけながら言われた時と、母が亡くなり遺体を乗せた車が家の前の道路を塞いだのですがそこへ通りかかった車の運転手に「早く行けよ!」と言われた時です。
日本にも色々な人がいるな、と感じました。

投稿: みさ | 2008年3月18日 (火) 05時31分

クレーンの事故はきっと虫が知らせたんでしょうね。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
のほほーんと生きていますが、明日は我が身なんですよね。

投稿: Minako | 2008年3月18日 (火) 00時25分

チョビのお散歩コースだったんですね。
ほんの一瞬のことで運命って変わりますよね・・・。
本当に事故で亡くなった方たちにはご冥福をお祈りしますが、
リンコさんとチョビが何ともなくて良かったです。

ベトナムの恐ろしい体験ってこの事だったんですね。
う~ん命の重さって何なんだろうって考えちゃいますね。
そういえば日本って先進国の中でダントツに自殺が多いんですよね・・。
私も中学の校庭で首つり死体を見たことありました・・・・。

投稿: 恭子 | 2008年3月17日 (月) 22時28分

事故の話は私もニュースで聞きました。亡くなった方たちが本当に気の毒でなりません…。
リンコさんとチョビちゃんに何事もなくてよかったです。いつも通るルートだったなんて、考えただけで寒気がします。
これからもチョビちゃんがおやつをねだったときは素直に聞いてあげましょう。

私の主人がElectricianなので電圧事故の話はとても人事とは思えません。
いくら気をつけていても事故は一瞬のうちに起こるものですし。

それにしてもリンコさん、ベトナムではいろんな体験しましたね~。
本当に同じアジア人種なのだろうか?と思わされる、たくましさみたいなものが彼らにはありますよね。

投稿: Lotus | 2008年3月17日 (月) 21時39分

NYの事故は国連本部の近くっていう話だったので、一瞬心配しました。 でもちゃんとブログの更新もあったので、大丈夫と思っていましたが、一歩間違えれば・・・だったんですね。

一歩間違えれば、っていうことは時々思います。 今までで一番ビビったのは、かなり昔の話ですが、日本から海外の客先にちょっとしたものを送ったら、それを乗せた飛行機が海に落ちてしまったこと。 もしかするとそれは物じゃなくて、自分だった可能性もあったんです。

人の命の値段って、結構国によってかなり違ったりする。 本当に怖い話だけど、残念ながらこれは事実。 リンコさんのベトナムの経験、やっぱり怖すぎます。

投稿: ロンドン野郎 | 2008年3月17日 (月) 21時21分

NYの事故現場TVで観ました!
チョビちゃまのお散歩コースとはずれててホントよかったですよ。おやつは買ってあげて欲しかったけど。

ベトナムは死に対する意識がわたしたちとは若干違うんじゃないかと思いますね。だって市場で生きてる鶏を買って自分でシメちゃうんでしょ?それが普通だから別にかわいそうとも思わないでしょうし・・・(思ったら食べられない)
別に命を軽んじてるって言うんじゃないですけど
日本でも江戸時代に磔獄門とかの時って、人がみんな見てたじゃないですか。
あんな感じなのかしら。

投稿: yayo | 2008年3月17日 (月) 21時11分

お散歩ルートを偶然にも変えたのはラッキーだったのかもしれませんね。巻き込まれてしまう可能性だってあるんだし・・・。

ベトナムで見た恐ろしいもの、恐ろしすぎます。普段事故を目撃する事も滅多にないのに、1日に2回もそんな恐ろしい光景を目にするなんて・・・。
高電圧事故が多いなら、減らすべく何か対策を練るべきなんじゃないでしょうか。
それに、事故というものに対してもう少し真剣に考えてもいいんじゃないかとも思います。(それともこれもお国柄になるのか?)

NYのタクシーも安いと思いますけど、日本のタクシーから考えると、タダみたいなものですね。普段あまりタクシーは使わないけど、値上げしてから利用者が更に減ってるんじゃないかな・・・?

投稿: EVA | 2008年3月17日 (月) 20時48分

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