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2008年4月28日 (月)

ひとつの言葉

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私がチョビのお尻にかまけている間、オリンピックの聖火のことで世間がちょっと騒がしかったですね。
ああいう場面をテレビで見ると、つくづくこの世界というのは何千何万、いえ何億というありとあらゆる言葉でできあがっているのだと感じます。
ここで私が言う『言葉』というのは、言語という意味だけではなく、一人一人が持っている『真実』という意味でもあります。
どんな場面どんな出来事にも、それに関わるたくさんの人たちの真実が関わっていて、そのどれひとつとっても、本人にとってはそれが真実であり唯一無二のものなはずなんですね。
歴史というものは、それがそもそもの真実であるはずですが、それすらそこに関わった人たち全員の真実が混在し、それぞれの立場や角度から見ると、そこに浮かび上がる真実が百人百様になってしまいます。
だから私は、自分自身がその場に居合わせた当事者でないかぎり、本来どんな事柄もそれを真実として語ってはいけないと思っています。
思っていますが、憶測と推測と想像と妄想で物を言うのは実に楽しいんですね。
これも困ったものです。

でまあ、憶測はともかくとしてですね、私はどこからどう見ても聖人君子ではありませんし、悟りを開いた尼僧でもありませんので、目の前のテレビの画像を見たりニュースを見たりするたびに、「誰かあいつに何とか言うたれや!」とか「あいつらになんとか解らせたれや!」とかしょっちゅう思います。日本の政治家なんかテレビで見てると「アホかっっっ」とか「ええ加減にせいっっっ」とか散々口汚くののしりまくってしまいます。これは、完全に私個人の価値観に振り回された結果の醜態です。
つまるところ、『大方の見方』というものが集まって大多数になった時、それに『社会的常識』という名前がつけられるわけですから、この世には始めから『絶対的真実』なんて無いんだ、というのが私の意見です。あくまでも『私の意見』ね。

オリンピックの聖火が行く先々で、ああして大勢の色んな国の支援者や国民が集まり、大きな騒ぎになって衝突をするのを見ていると、絶対に自分たちが正しい、と思っている人たちや、絶対に相手が間違っている、と思っている人たち、それから、ことの是非を問う前に自分が信じる所に従って行動しようと思っている人たちなんかが集まってこんな風になっているんだなあ、とそのエナジーにびっくりしたり、単純に「ああやいこしい」と思ったり、でも正しい答えなんて無いのにと思って何もしないよりいいのかなあ、と思ったりします。
まあつまり私の頭の中では『誰にとっても正しい一つの答え、誰にでも伝わる一つの言葉なんてこの世にはないのだ』ということだけが一つの答えだったりします。
これは実は、私が小学生の時にとある人から教わった偉人さんの言葉から由来している、私なりの古く根強い人生哲学でもあります。
その偉人さんとは、ソクラテスさんです。
ソクラテスさんのこのお言葉の、ほかにも続いているはずの長い長いお言葉は知りませんが、たったひとつのセンテンスが、小学生リンコの脳に染み付いたんです。
それは
" I know that I don't know"という、ソクラテスさんが誰か(もしかしたら動物だったかも?)に、『お前はこの世で一番賢い者だ』と言われ、『そんなはずないやろ』と思い、世界中だったか国中だったか町中だったか村中だったか、まあとにかくそこら中歩き回って自分より賢い者を探しまわった結果、たどりついた一つの結論のお言葉です(たしかそのはず)。
つまり、他の賢人と言われる人々は皆『我こそがこの世で一番の賢人である』と思っている人ばかりだったが、ソクラテスさんは『私は少なくとも私が何も知らないということを知っている』=『自分のアホさを知る者はそれに気づかない者よりちょっとだけ賢いんだよーん』ということに気づいた、ということなんですね(じゃないかな)。
自分以外の人間を断罪したり批判する前に、いかに自分が何も知らないか、少なくとも『相手にとって私という人間はその人のことを知っているつもりになっているだけで、実は何もわかってはいないのかもしれない』、とか、『私の思う真実は、この人にとっては何の意味もないのかもしれない』ということに少し気づけば、もう少し世の中は平和になるかもねえ、ということを聖火ランナーのごちゃごちゃを見ながら思ったというお話です。

まあそういう見方で行くと、タクシーの運転手に小銭を投げつけて両側のドアを全開にして走って逃げたり、友だちを轢きそうになったリムジンの運転手にファッキューと怒鳴ったりするおのれの生活態度はどうなんだ、という意見も出てきますが、その辺は適当にごまかさせていただきます。

ああそうか。
人間たまには暴れんといかんのかな。
じゃあ法王様も、たまにはかんしゃくとか起されるのかしら?
いやまてよ。
じゃあヨン様も、たまには「ちくしょー!」と大福餅を壁に投げつけたりするのかしら?
いやーん。想像できないー。でもちょっと見てみたいかも。大福投げるヨン様。

そういえば、ソクラテスさんのお言葉を小学生のリンコに教えてくださった方は、ビートルズのジョージ・ハリスンなんですが、その辺りがミーハー丸出しですかね。

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↑後ろ足をそろえおシッポをピッタリお尻にくっつけて保護。私にとって究極の聖人君子チョビ。聖人君子だけど、この姿勢だとデブぶりが目立ちます。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

土曜日のことですが、NY徘徊中のハドソン川方面をフラフラ歩いていると、観光船の発着場の前で、チベット国旗を掲げた一団がデモを行っていました。 向かいにあるのは在ニューヨーク中国総領事館の建物。 NYPDの警備もあって、ものものしい様子でした。

今回、日本を通過した聖火リレーのランナーの一人だった有森裕子さんが、素晴らしいコメントをしています。

『チベット問題に多くの人が興味を持ち、人々が平和を願う声をつなげていけるなら、このリレーはすばらしいこと。五輪は開催国のものではなく、すべての人の平和の祭典・・・』

今回の聖火騒動で、チベットでこれまで本当に何が起こってきたのか、自分自身の目と頭で再確認してみるのも良い事だと思います。

投稿: ロンドン野郎 | 2008年4月29日 (火) 21時16分

りんこさんすごく久々にコメントしにきました~☆
すみません・・覚えてらっしゃらないかもですが・・(汗)

りんこさんの記事を読んでまさにどんぴしゃなことが最近あり、ソクラテスさんのお言葉もまさに!!と思って、かなり励まされたというか元気をいただいたのでありがとうございます~♪

実は・・ブログで中傷されたんです・・。
しかも私がリンクしてる方に!怖すぎます!

まさに聖火リレーを彷彿とさせるような・・。
って世界レベルの話とは比べものにならないくらい小さい話ですが(汗)
巻き込まれることって滅多にないほうで、のほほんとしてたら、突然巻き込まれてしまいました・・。
ブログは楽しいのですが、こういうのがホントに怖いです~。

チョビちゃん、お尻を上手に保護してますね♪早く良くなるように祈っています!


投稿: Mimi | 2008年4月29日 (火) 09時34分

これ!!!知ってますよね?
いきなりですいません。こんなの見つけてしまったもので。
http://www.info-fresh.com/index.php?pages=seikatsu&type=detail&no=2948&fromtop=yes

投稿: MK | 2008年4月29日 (火) 03時51分

しっぽでお尻を保護してるチョビちゃん可愛い~!まだ痛むのかしら。早く治ると良いね。

その国ごとに事情があり、そこに暮らす人々の考え方というのもそれぞれに違うのは当たり前なのですが。

1番身近な家族の考えも一人一人違いますものね。
自分の考えが一番だ、と殆んどこちらの言う事を理解しようとしない人がいたりすると、りんこさんではありませんが「やいこしい」ですね。
人間も動物のようにあっさりと生きられると良いのにな、と思います。

投稿: みさ | 2008年4月29日 (火) 03時02分

私も車の運転中は「どこ見てんだよ!じじい!!!」
とか叫んでます。
悟りを開いた方達ならそんな事ないのかもしれませんが私には無理です。
確かに今回の聖火リレーだけじゃなくさまざまな出来事には
リンコさんの言うとおり「私は正しい事をしている!」
と言う思いの強さの結果なんだろうなぁ・・
何て考えちゃいます。

世界規模までいかなくとも職場や友達関係なんかでも、
ちょっとしたすれ違いや思い違いなんかでの諍いと言うかありますしね・・。

やはり人間関係っちゅーのは面倒なものですね。

荒れ狂うヨン様や越前屋法王・・見てみたいものです。

チョビ~もう少しの我慢だよ~!
抜糸さえ済めば楽になるはず。

投稿: 恭子 | 2008年4月28日 (月) 22時59分

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