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2008年5月 5日 (月)

ニューヨーク散歩

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今日はちょっとしたお使いで外出しました。
色々用事があったんですが、主にミッドタウンでの用事でしたので、まずは地下鉄で60丁目付近まで行きました。
ブルーミングデールズやディーゼルを冷やかし、次の場所まで60丁目をテクテク西に向かって歩いていると、ふと可愛らしい絵本のようなポスターが目に入りました。
どうやらケネス・グレアムというおじさんの初版本なんかを展示しているらしいんですね。ほうほう。こりゃきれいだわ、と思いきって中に入ってみました。

古めかしいビルはものすごく私好み。
壁の説明を見ると、1884年に創立されたThe Grolier Club of New York (ザ・グローリア・クラブ) という団体のビルなんですね。しかもどうやら稀覯本なんかを集める団体らしいんです。稀覯本って、私にとってはもの凄いロマンなんですー。もちろんその書籍に触れた人々の思いや時間、それから歴史にもロマンを感じますし、もしかしたらのもしかしたでものすんんごい稀覯本を街角のおっさん古本屋で発見して、3\億円ぐらいで売れるかも、っていうアホなロマンも感じます。

この素敵な建物は、1917年に建てられたらしいんですが、1987年に大幅に改装され現在の姿になったそうな。
赤い絨毯敷の階段を上がると、ギシギシと音がするところはとてもアンティークですし、なんかスペインだかメキシコだかイタリアだか忘れましたが、大雨に降られて仕方なく飛び込んだ呪われているとしか思えないふるいホテルの階段を思い出しました。大きな木製の手摺もとても素敵です。こんな素敵な建物があったとは、しかもこんなに自由に入れるとは全然知りませんでした。
後で調べてみたらこのクラブは会員制で、会員から紹介された人しか入会できない仕組みになっているようですが、こういった特別展示会が時々催されて一般にも無料で公開されているようです。
入り口のおじさんに『二階だよ』と教えられ、古い階段を上った突き当たりの扉を開けると、また細い廊下があり、そのさきにおじいさんの書斎みたいな小さな暖炉付きの部屋がありました。

Photo8_2
↑こんな感じね。古くていいわー。

展示本にはとっても素敵なイラストがたくさん描かれていて、そのオリジナルイラストも一緒に展示されていました。

Photo7
↑初版本みたいです。ページの端っこがビロビロなところもロマンです。

Photo1
↑ネズミ?それともモグラ?真ん中はカエルだけど他が正体不明。

Photo5
↑美しい風景が。ペン&インクでさらさらーっと描いてます。素晴らしい!私もこんな風に描けるようになりたいです。

Photo2
↑これもペンと水彩ですね。ああきれい。

Photo3
↑グレアムさんの代表作『The Wind in the Willows』邦題は『たのしい川べ』なんですね…。

このグレアムさん。
どっかで聞いたことはあるけど、誰だったっけかなー。って思いながら古めかしい初版本をじろじろ見ていたんですが、結局なんとなく思い出せないまま帰宅し、ネットで調べてみましたら、この『たのしい川べ』は、グレアムさんが息子さんのために書いた児童書で、これがもうびっくり仰天だったんですが、この作品の主人公の一人であるヒキガエルが、後の日本の『ケロヨン』のモデルになったそうな…。
そう。『ケロヨン』はこの『たのしい川べ』を基にして作られたお話なんですって!
このグレアムさんの人生って結構悲惨で、イギリス生まれで幼くして孤児になり、祖母に育てられるんですが、オックスフォードにも行けるほどものすごく優秀だったのに、貧乏のせいで進学を諦め銀行に就職。
その後体調を崩して退職し、不幸な結婚(どんな結婚?)の果てにたった一人授かった息子は、生まれながらにして片目が不自由な上、常に健康障害に悩まされ、あげくの果てに親を残して自殺をしてしまうんだそうです。その息子の為にテムズ川のほとりで暮らしながらこの本を書き上げたグレアムさん。
まさしく古い時代のロンドンの、暗くすすけた雰囲気がこの初版本にも現れているような気がします。
が。
グレアムさん。
まさか後年、ロンドンからはるか離れた島国で、自分の著書がアレンジされ、『ケーロヨーン!』とか『バーハハーイ!』ってやられるとは、夢にも思わなかったでしょうね…。
グレアムさん、どんな風に思うかなあ、ケロヨン見て。
もしかしたらうれしいかもしれないかなあ。子供を喜ばせようと思って書いた作品が、後世こんな形で見知らぬ遠くの国で大勢の子供達を楽しませたって知ったら喜んでくれるんでしょうかね?
こういう想像もちょっとしたロマンです。
タイムトリップしたみたいな、そういうロマンですね。
あー。そう考えると、私の本は100年たったら誰も覚えてくれてないだろうなあ…。そうかあ。もうちょっと後世に語り継がれるような作品を世に出せるよう努力せんといかんですね。うん。そうか。ヨン様に浮かれてる場合じゃなかったか。
反省します。
努力します。
木曜日から。(一応ヨン様の翌日からね)

Takasago_kero
↑ケロヨンケロちゃん

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↑うわっコワっ!!これはコワいっっ!!

上のオリジナルイラストと全然違うじゃん…。
そうそう。ちなみにオリジナルイラストの動物ちゃんたちは
『モグラ、ハタネズミ、ヒキガエル、アナグマ』だそうです。

ニューヨークって、普通にお散歩していてこういう発見があるところがまた格別です。今日はお散歩して、モグラのモールさん、ハタネズミのラッティーさん、ヒキガエルのミスタートード、アナグマのバジャーさん、それからグレアムさんと知り合いになれました、っていう感じです。こういう出会いもニューヨークならでは。
今度、グレアムさんの本を買ってみましょうかね。

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コメント

調べたら別の話だったよ~~~~
調べてから書き込むんだった・・・・・・
相変わらずアホたれさんでごめんよう~~~~
E:coldsweats02]

投稿: ゆう姉 | 2008年5月 8日 (木) 09時40分

お邪魔します~。実はいつもこっそり楽しく読ませていただいてます~。
動物たちのイラストがどうにも記憶をくすぐって気になってて仕方なかったのですが、思い至りまして、リンちゃんに言わずには済ませられなくなりましたっ。
もしかして「カエルくんとガマくん」ではないですか???
(たぶん原文ではトードとフロッグだと思います)
あー、でも「カエルくんとガマくん」の書名が記憶にないのー。「たのしい川辺」?
うーん、調べてみます~~。
というか調べてから書き込めばよいのにごめんなさい(^_^;)。

投稿: ゆう姉 | 2008年5月 8日 (木) 09時32分

この話どこかで?と思ったら思い出しました。flair
そう、THE WIND in the WILLOWS ですね。
10年以上前ですが、青山劇場でこのミュージカルを観ました。
主な4人(匹)は根津甚八、布施明、勝村政信、犬塚弘さんでしたね。note
(誰がどの役だったかは忘れちゃいました)

グレアムさんのこともケロヨンも初めて知りました。
教えてくれてありがとう!happy01

投稿: トモちゃん | 2008年5月 6日 (火) 07時26分

こんにちは。happy01

ケロヨンって童話bookのキャラクターだったんですね。びっくりしました。

ちなみに、DVDの方のケロヨンは影絵作家の藤城清治さんデザインで、ヴェールダンスっていうブランドとコラボグッズt-shirtがいっぱい売ってますよ。

投稿: ロッタ | 2008年5月 6日 (火) 05時16分

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