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2008年12月21日 (日)

アイドルとワシントンDC<5>ホワイトハウス

『別館ふにゃら』の続きです。

レトロなトロリーに乗り込み、一路ホワイトハウスを目指したキヨPとリンコ。
トロリーの中では、素敵なお声のガイドアナウンスがテープで流れ…、と思っていたんですが、ふと目の前に座ってる巨大な黒人ドライバーさんを背後から見ていると、口元がモゴモゴ動いているんです。
もしかしてこの人がガイドアナウンスをライブで喋っているのかしら??
身を乗り出して覗き込んでみたら、まさしくそのとおり。巨体の黒人ドライバーさん、ものすごい美声です。感動的な美声なうえに、まるで音楽の様な流れるようなガイドアナウンスです。
いやーすばらしい!しばしキヨPと、ドライバーさんの美声に聴き惚れてしまいました。
あちこちの博物館や美術館前を通り、「誰か降りますか?」と訊くガイドライバーさん。一カ所ごとに数人が降り、ホワイトハウスから3駅ほど手前で車内はキヨPと私だけになってしまいました。

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↑クリスマスデコレーション付きホワイトハウス。靴を投げたら捕まります。

「レディース、どこにいくの?」
美声のガイドライバーさんに訊かれました。

「ホワイトハウスにいきたいんだけど」

「オッケー。じゃ次の次だからね」

こういってガイドライバーさん、ホワイトハウスの一つ手前停留所で降りて行きました。
入れ違いに乗って来たのは『ポール』という名札をつけた白人のおじさんです。

「ハーイレディース。どこにいくの?」
また同じ質問です。今度はポールさんが運転してくれるのかな?

「ホワイトハウスです」

「オー。そのあとは?」

「まだ決めてないんですけど、ホワイトハウスのウォーキングツアーに参加したいと思ってます。このバス、間に合うかしら?」

私の返事を聞いて一瞬固まったポールさん。
グっと身を乗り出してこう言いました。

「いいかい。ホワイトハウスはね、誰かがビャーと行ってゴンゴンとノックして、ドアを開けて『ハロー!!』って入って行けるような建物じゃないんだよ」

いや。まあ。大統領の家だし。それは解ってるつもりですが…。

「コングレスの承認を得て、予約をしてからでないとダメだよ」

…は?コングレス?…って?

「キミね。アメリカに何年住んでるの?」

「ええと。20年目…かな?」

「20年!20年住んでコングレスも知らないのかい!?」

うるさいな。わたしゃ社会の常識とはかけ離れた所で生きてるのが自慢なんだよ(そうだったのか?)。

「君、どこから来たの?」

「ニューヨーク」

「ニューヨークのどこ?」

「ブルックリン」

「君のコングレスは?」

だから知らんちゅうとるやないか。ポールって名前のヤツは、みんなしつこ目なのかね。

「ええーーーとーーーー。ブ、ブルーンバーグ?」
なんかわからんけど政治家の名前を出しとけばいいか、と思って言ってみました。

「…ブルーンバーグはニューヨーク市長だよね…」
おっさん呆れ顔です。もうほうっといてくれんかな。

「私のコングレスって言われても大体コングレスが何なのかもわからんし…」

いえ。直訳しますとコングレスは議会なんですけどね。
そんな、議会の承認だの予約だの、想像もつかないんですよ。マジで議会の承認が必要なのか?そしてそれにどのぐらいの期間がかかるの?何もかもわかりません。それにもうホワイトハウスのウォーキングツアーに行けないと解ったこの時点で、コングレスに対する興味は完全に無くなりました。だからとてもどうでも良くなっていたのに、ポールさんの説明はアメリカの選挙制度にまでおよびはじめました。誰か助けて。

<ていうか、その前に誰なんだポールさん?何をしにバスに乗り込んできたんだ?待て次号!>

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コメント

確かに911以降、ホワイトハウスの見学も制限が厳しくなって、学生の団体くらいしか入れない時期があったように思います。 3年くらい前の話ですけど。

さあ、そこで、大和撫子美女軍団、次の一手は!?

待ちます、次号!

投稿: ロンドン野郎 | 2008年12月22日 (月) 07時37分

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