本題に入る前にですね。
昨日の『ブタの皮』について、食いついて来たのがコンちゃんだけというなんとなく寂しい結果なんですが、ブタの皮移植は事実です。
ゴルフカートから転落し、右ヒザを酷く擦りむき(ていうか、身まで見えてました。すごかったです)、巨大歯ブラシで傷口をゴシゴシこすられ(死ぬかと思ったわっ)、挙げ句にベローンとした茶色いものをピンセットでつまんで迫って来たお医者さんに「なな、何ですかそれはっ」と訊いたら「あ、これ?ブタの皮。これ、つけないと傷口が酷く残るからね。はいヒザ出して」と言われ、有無を言わせずブタ皮移植されました。でもその四角いブタ皮の跡は、私の右ヒザにしっかり残ってます。はい。でも今よくよく考えたら、もしかしてまさかひょっとして、私ってまた騙された?医者にまで?
真実は闇の中です…。
本日午前10時から、グリーンカードの面接でした。
思えば長かったこの道のり(ホントはあんまし長くなかったけど)。
やっとたどり着いた面接です。
書類の準備にも大変な労力と手間も大変でしたが、申請書類や推薦状を作るために協力してくださった、関係各企業の皆さんとお友達の協力があってこそのこの日です。
さて。
人生全般的に無計画だけど、意外に用意周到なところもあるリンコ。
昨日の健康診断に続き、今日も予約の時間が午前10時だけど、早めに行っておこうと思い、午前8時半到着を目指し、午前7時起床。
シャワーを浴び、何故か普段よりも入念にお化粧をし、この日の為に準備してきた黒い真面目そうなスーツに着替え、ちゃんとしたパンプスを履いて出かけました。
宿泊しているホテルから米国大使館まで、徒歩約12分。
朝のさわやかな空気の中、テクテクテクテクと歩きました。
うう。
結構寒風が…。
寒さに負けて、途中ローソンに寄り道。暖かい紅茶花伝(大好物)を購入し、歩き飲みしながら再び大使館を目指します。
途中また出くわしたコンビニで、『お腹が減ったら困る』と思い、巨大メロンパンを購入。
しっかりハンドバッグにしまって、またテクテク。
思っていたより近かった大使館に到着したのは、8時42分頃。
大勢の警備員さんに「ビザはあっちビザはあっち」と指差され、ゲートからビザ申請者用の入り口に向かうと、女性の警備員さんが荷物チェックをしていました。
私の前には二人だけ。
日本人の女性とアメリカ人ぽい男性です。
女性が飲み物のペットボトルを預けているのを見て、ポッケにいれておいた紅茶花伝を必死のパッチで飲み干しました(セコい)。
アメリカ人男性がサクっと入館した後、私の番です。
おはようございまーす。
「はいおはようございます。おカバンの中、電子機器等ございませんか?」
携帯があります。
「では携帯は中でお預けくださいね。他に飲み物、食べ物等はございませんか?」
げっ。
「メロンパンが…」
「あー。それはお持ち込みになれないんですよー」
げえっっ!
「メ、メロンパン没収ですか…?」
マジでショックを受けた私の顔をみて、真面目そうな顔の警備員さんが『ブッ』と吹き出しました。でもメロンパン没収はあまりにヒドいです…。
「あとで取りに入らしてください。ここに置いておきますから」
と言いながら、警備員さんが私の大切なメロンパンをそーっと後ろの没収箱に入れました。
「つぶれないようにお願いしますね」
せっかくフカフカのメロンパンなのに、戻ってみたらぺったんこになってた、なんて悲しすぎます。
「はいどうぞあちらです」
さすがに呆れた顔の警備員さんに、先を促されました。
うう。
メロンパンちゃんが無事でありますように。
メロンパンちゃんに後ろ髪を引かれながら、ビザ申請室に向かいます。
入り口を入ると、受付テーブルに女性が座っていました。
お名前は?と訊かれ、『竹内玲子です10時面接予約です』と答えると、番号札とクリアフォルダーに入った書類を手渡され、持参した必要書類をそろえてファイルに入れ、待合室で待つようにと指示されました。
番号札の番号は230番。
待合室内には、すでに15人位人が待っています。みんな早い!
書類に記入事項を書き込み、フォルダーに色々書類を詰め込んでいたらほどなく番号が呼ばれました。
窓口で健康診断の検査結果やらパスポートやらを手渡すと、ちょっとお待ちくださいと言われました。受け付けてくれた大使館の女性は、巻き髪が美しい素敵な美女。
ほどなく戻って来た美女が
「コレ、全部お返ししますね」
と取り出したのは、山ほど提出した私の著書やら雑誌やら。
ていうか。
それ、今返してくださるんですか…?今?この場で?
「返却する封筒に入り切らないので」
重い。重いんですが。
雑誌4冊、書籍8冊。
重い。そしてカバンに入り切らない。
突き返された雑誌類を泣きながら抱え、お名前を呼ぶまでお待ちくださいと言われ、また席に戻りました。
ちなみに待合室はちょっとした病院の待合室みたいに広く、長椅子が30個ぐらい置かれています。正面に受付窓口が10個。防弾ガラスみたいに分厚いガラスで仕切られ、受け付けてくれる大使館職員の人たちとは、窓に空いた穴越しに話をします。
書類記入事項のことで2度ほど窓口に呼ばれた後、指紋採取でまた窓口に呼ばれました。この間約40分ほど。
指紋採取が終わった時点で「次は面接ですので、しばらく席でお待ちください」と云われました。ほう。この調子だと順調に10時には面接かな?
座って本を読んで待っていると、睡魔大王が頭所をぐるぐる回り始めました。
周囲を見渡すと、家族連れかカップルばっかり。
一人で来てるのは私だけ?
それにしてもネムい。室内の程よい温度もアダになっています。
目を半開きにして、必死のパッチで本を読んでいるフリをすること約30分。
やっと呼ばれましたよ、私の名前が。
窓口に呼ばれ行ってみると、そこにはブロンドの快活そうな女性職員が待ち構えていました。
「ハーイ。おはよう!」
英語での面接です。
「おはようございまーす!」
「じゃあ宣誓してもらいますので、右手を挙げてください」
右手ですね、はいはい。
…え?
ていうか?
今、ここで?
この状態で面接なんですか?
別室に行くとかじゃなくて?
この窓口の前に立ったまま、面接?
じゃあ、誠実そうに見えるように着て来たこの黒スーツの立場は?
こんなんでいいんだったら、上だけスーツのジャケットとブラウスで、下は腹巻きにステテコでも全然オッケーだったんじゃ?
そんな服装でホテルを出て道を歩くのか、という素朴な疑問はともかくとして、きちんとした服装をしてきた意味が全く見いだせないまま、面接は淡々と続きます。
しかも宣誓した内容は「この書類に書いてある事は全部真実であると誓いますか?」だし。
米国に貢献しますとか、米国に仇せぬ人生を送りますとか、なんかもっと凄いことを誓わされるのかと思っていた私としては、かなり拍子抜けです。
その後、雑談とも質問ともつかない会話をかわし(アメリカに何年住んでるの?とか、アメリカと日本、どっちが住み心地が良い?とか)、最後に「この書類は手荷物として機内に持ち込み、入国審査時に係官に提出してください」と、アホほど分厚い申請種類を見せられ(この場で返却されなかっただけマシか?)、パスポートは1週間ほどで返送しますね、と言われ、最後に『Congratulations』と満面の笑みで云われました。
あ。
そうか。
これで永住権取得したんだ。
ヒャー!
やったーやったーやったー!
思わず手を振って「ありがとうありがとうありがとう!」と騒いだら(他にそんな人は一人も居なかったわ)、係の女性も「よかったわねー。おめでとう!」ともう一度云ってくれました。
あー。終わったー。
これでJFKで裸踊りなんかして捕まらない限り、20年目にしてようやくの永住権取得です〜。
はー。ほっとしましたー。
後は早く家に帰ってチョビにギュウとかチュウとかしなくちゃ!!
やったーやったーやったー!!!
もうこの際、お祝いにツークリック!(?)お願いします!!
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