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2010年8月14日 (土)

レストランウィーク飽食記録<One if By Land...>

はいー。昨日に引き続き、今日も飽食記録です。

やっと行きました。『One If By Land Two If By Sea』。
元々このレストランについて知ったのは、もうかれこれ7−8年ぐらい前?
目医者のリースに「最近人気で雰囲気の良いレストランってどこか知ってる?」と訊いたら、でっかい目玉をギョロギョロさせて(彼、自慢する時は必ずこの顔)
「『One If By Land Two If By Sea』!」とドラマチックに教えてくれました。
「プロポーズするならココ!」とも付け加えてくれました。

ひえー。
わたしゃそういうね。その、なんというか、絵に描いたようなロマンチックってやつが、ホントに苦手でしてね。
昔付き合った彼氏に、全然欲しくない指輪を買ってもらわれてしまい(?)、ああどうしよう指輪なんかしたくないなあ、と思い悩んでいるのを『よほど嬉しかったんだね』と大勘違いされてしまい、挙げ句の果てに『海辺で指輪の授与式をしよう』って言われて、もうもうもうホントにマジで気を失いそうになった経験以降、ロマンチックにはとことん弱いんです。
あーいやでもまてよ。
玄関がピンポンって鳴って、ドアを開けたらヨン様が薔薇の花束を胸に跪いて
「玲子さん、結婚してください」
って言ってくれたら、ロマンチックだなー。
そういうロマンチックだったらいいかなー。
でもきっと私、ロマンチックもへったくれもなく、ヨン様の気が変わらないうちにそのまま押し倒すなー(こら)。

まあそういう話はさておき。
皆さん、当然ご存知だとは思うんですが、念のためにここでひとつ、One If By Land Two If By Seaの由来なんかうんちくを並べてみたいと思います。
コレ、詩から取ったフレーズなんですよね。
ポエムですポエム。

で、ロマンチックなレストランの名前なんだから、きっとバニラクリームのように甘いロマンチックなポエムの一編なんだろうと思っていたら、それが全然違いました。
ヘンリー・ワーズワーズの詩なんですが……。

Paul Revere's Ride(ポール・リビアの騎行)

Listen my children and you shall hear
Of the midnight ride of Paul Revere,
On the eighteenth of April, in Seventy-five;
Hardly a man is now alive
Who remembers that famous day and year.
He said to his friend, "If the British march
By land or sea from the town to-night,
Hang a lantern aloft in the belfry arch
Of the North Church tower as a signal light,--
One if by land, and two if by sea;
And I on the opposite shore will be,
Ready to ride and spread the alarm
Through every Middlesex village and farm,
For the country folk to be up and to arm."

ポール・リビアさんという方、私は全く知らなかったんですけど有名な方だそうで、アメリカ革命の発端を担う愛国者であり、パートタイムの歯科医であり、銀細工職人であり、マサチューセッツ州の初めての通貨の彫刻を彫った印刷工であり、吊り輪と鐘の鋳造を行った人であり、16人の子供の父親でもあるという、聞いてるだけで息切れしそうなぐらいものすごーく忙しい方です。
この方が1775年4月18日の夜に「イギリス軍が来たぞー!」と叫んだというのが有名なエピソードなんだそうですが、当時のボストン人は自分達をイギリス人だと信じていたので、このセリフはあり得ないというのが現在の通説です。
まあとにかく、こうしてポール・リビアさんがイギリス軍の進軍を警告してまわった出来事をワーズワースが詩にしたんですね。
この詩は、アメリカの学校で必ず子供達が習うものだそうで、アメリカ人は皆暗唱できるみたいです。日本で言う赤とんぼの歌みたいなもんでしょうかね(違うなきっと)。

この『One If By Land Two If By Sea』というフレーズは、そのポールさんがカンテラかなんかを振り回して、『イギリス軍が陸からきたなら一度、海からきたなら二度光らせるのが合図だよん』と言った部分なんですね。たぶん。

そんななんか知らんけど、16人も子供を作った絶倫のおっさんが戦争で走り回ったエピソードを、なんでプロポーズナンバーワンロマンチックレストランが、その名前として冠しているのかよくわかりませんけど、チョビの調査によるとこのレストランも理不尽なお化けがウロウロする、わかったようなわからんようなエピソードがあるらしいので、まあその辺はそれでよしってことなんですかね(無責任)。

あー。
前振り長かった。
で、肝心の御飯です。

Img_4856
↑二階手前のお部屋。ロマンチックですね。

Img_4858
↑お店からのサービスで出される、スイカの冷製スープ。いやー美味しかった!

淡い甘みが上品な、とてもとても美味しいスイカスープ。
ウェイターさんたちのサービスぶりも、超一流です。

Img_4859
↑キュウリの冷製スープ。

スイカスープをいただけるとはつゆ知らず、レストランウィークメニューから、サラダではなくスープを注文してしまいました。
でもこのキュウリスープ、絶品でした。ヨーグルトをしっかり混ぜ合わせると、コクがあってさっぱりしていて、しかも結構な量なのでお腹もちも良いです。健康的だわー。キュウリのスープ、キュウリ好きのコンちゃんにはたまらないですねきっと。

Img_4862
↑ステーキちゃん。

ステーキ!柔らかくて上品で味わい深くて、アメリカ特有の『ドッカーンバリバリ!』なステーキとは一線を画していました。添えられていたフィンガリングポテトも、淡いお味がお肉の邪魔をせず、ホントに美味しかった!

Img_4865
↑チーズケーキ。

添えられているラズベリー味のアワアワなモノも美味しかった!!

やっぱりNYナンバーワンロマンチックレストランは、ホントでした。
そもそも、レストランのあるバロウズ・ストリートっていう通りが素敵な雰囲気の路地なんです。でっかい看板が出ているわけでもなく、ひっそりと誰かのお家(というか厩舎)を訪ねるような気持ちでドアを開けると、まるで18世紀のような雰囲気にあっというまに包まれます。
皆おしゃべりを楽しんで美味しい料理を楽しんでいますけど、最近流行のでっかくて真っ暗でみんながわめきちらさないと声が聞こえないような騒がしいレストランとは全然違い、柔らかく流れる音楽と、人びとのおしゃべりの声や食器がカチャカチャいう音、全てを心地よく楽しめる大人の雰囲気のレストランです。

『ここでプロポーズしてイエスと言ってもらえなかったら、世界中のどこに行っても無理!』
って書いてありましたけどね。
私的にはたとえここでも、ヨン様以外にプロポーズされてもイエスとは言わんな、というのが率直な意見ですけど、普通の女性なら、大好きな男性にこのお店でプロポーズされたらきっとイエスって言っちゃいますね。

あそうそう。
お皿も飛び交わなかったし、イスも勝手に動かなかったし、イヤリングも盗まれませんでした。
プロポーズよりそっちのほうが興味あったのにな。

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食い意地」カテゴリの記事

コメント

大好きなレストランだったので帰国直前に行きました。なのでついコメント残してしまいます。

おばけが出るなんて知らなかったけど、確かにそんな雰囲気があるお店ですよね。

投稿: かおりん | 2010年8月16日 (月) 10時03分

わぁ~、確かにベリーロマンチック!でも、彼にこのレストランに連れていかれたら、魂胆ミエミエ・・・(笑)さすがにメニューも逸品揃いなのがわかります。まあ、私に万が一のチャンスがあれば、(爆笑)こちらのレストランに行ってみます!

投稿: Maggie | 2010年8月14日 (土) 18時48分

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