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2011年7月16日 (土)

チョビコースター3

大変お騒がせいたしております、チョビコースター。
『チョビふうみ』からの続きです。


Dr.スタンレーから伝えられた所見。
『脾臓に腫瘍ができているので、なるだけ早く摘出手術をすすめます』

これは衝撃的でした。
最初訊いた瞬間、『あり得ない』って思いました。
即断るつもりでした。
でも、Dr.スタンレーが大変自身がある様子だったことと、この腫瘍は血腫で、いつ何時体内で破裂するかわからない危険性があることと、悪性だった場合放置すると転移する可能性もあるということ。
開腹手術をしないリスクのほうが、はるかに大きいという説明を聞いているうちに、どんどん頭の中がぐるぐるになっていきました。

「今すぐ決断しなくても良いですよ。チョビの血液採取や、肺への転移を調べるレントゲンを撮るのに3時間ほど時間がかかりますので、その間に話し合ってみてください。あるいは、明日、明後日心が決まったら連絡してくださっても良いです」
と言われ、ひとまずチョビを置き去りにして近所のマクドナルドへ入り、お茶(フンフンはチーズバーガー二個)をいただきながら相談しました。

手術をしなかった場合、手術をした場合のそれぞれの予測できる様々なケースをリストアップし、書き連ね、色々と話し合いました。
フンフンだったらどうする?
「俺の犬だったら、即手術するね」

うううーん。
そうか。

迷いはありましたけれど、実は私もこの時点で『手術しかないかもしれない』と思い始めていました。
16歳半で全身麻酔。
想像だにしなかったことです。
前例も、私はきいたことがありません。
でも、考えたんです。

チョビは私の所に来てくれた私の犬。
『あるがままに』と思うけれど、これがチョビの『あるがまま』なのかもしれないな。って。
万が一手術中に息絶えてしまったとしても、それが私の所に来たチョビの運命であり、あるがままの生涯なんだって思おう。
今のチョビは、関節炎や脾臓が痛んできっととても不快なはず。
どんどん弱ってどんどんつらくなって、いつ脾臓腫瘍が破裂するかもわからなくて、私もチョビも色んな事を楽しめない毎日より、色んな偶然が重なって判明した脾臓腫瘍を摘出することに賭けたほうが、私は納得できる。
それから、チョビの気持ちだけど、チョビは納得もへったくれもないんじゃないかなきっと。
それは犬だから、っていうだけじゃなくて。
チョビは私の大切な大切な犬。そして、きっと私の願いはチョビの願いだって信じることにしたんです。

そうと決めたらまた止まりません。
ドクターから血液検査やレントゲン検査の結果電話がかかってきた時、早速『手術してください』とお願いしました。

「わかりました!肺への転移も見られませんでしたし、血液検査の結果も大変良好でした。チョビは今、とても元気で強そうですし、全ての検査結果の数値も、手術に耐えられると思える数値になっています。私たちの執刀スタッフは、人間の手術と同じクオリティーで同じ人数、同じ手間で当たることになっています。安心して任せてください」

……なんかちょっと嬉しそうな感じ。Dr.スタンレー、まさかただの手術好きじゃあるまいな?
いやいや。Dr.スタンレーは執刀医ではなく、いわゆる犬ガン医者であり内科医みたいなもの。執刀医はDr.カンターという優しい女医さんでした。

手術を決定したら、即そのまた翌日には執刀することになりました。
一方何も知らないチョビは、ステロイド剤の効果がまだ持続しているのか、異様に元気で異様に食欲大爆発です。
朝からまたウマなみにゴハンを平らげ、アゴで人をコキ使うワガママぶりが大復活してきました。お散歩意欲も満々です。距離は短いけれど、お家に帰りたくない気持ちが伝わってくるほど、先にすすもう先にすすもうとします。うう。日に日に元気になっていくじゃないチョビちゃん。お母さんはうれしい。

それにしても……。
こんなに元気になったのに、また病院に逆戻りなうえに、痛いことされてポンポン剃られて切られて……。うう、ごめん。ごめんねチョビ。でもガマンしてね。お母さん、チョビに元気良く幸せに楽しく暮らしてもらいたいのよ。うう。

何も知らずゴハンやオヤツをガツガツむさぼっているチョビ。
その後ろ姿はまるで、昼食を抜いて炎天下で練習したあと、カツ丼を貪り食っている高校球児。中途半端に伸びた丸坊主頭風の後頭部が、なんともマヌケな風情です。
手術前後は当分ゴハンがもらえないしね。
と、理解されないのを良い事に話しかけながら、おもいっきりターキーハムをあげました。

ああ。
手術。
大丈夫かしら……。

チョビふうみに続く>

↓手術前夜、足やお腹が痛むのか、それとも手術を察知したのか、夜通し泣いたチョビ。私も泣いた。
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コメント

リンコさん
頑張って…

投稿: cabo | 2011年7月18日 (月) 05時24分

りんこさん

涙がでてきてしまいます・・・。
犬じゃなくて、家族ですもの・・・。
自分の子供、恋人。。
お母さん(ってことはないですね・・・)
こころから応援してます。

投稿: Sarah | 2011年7月17日 (日) 20時35分

でも、リンコさん。 


ガンで手遅れで安楽死より、ずっとずっと救いがあります。 


何かしてあげられる。 


それはすごく大きなことです。 


生きるため、しか考えていない命を、助けてあげられるんです。 

だから、リンコさんも頑張って。 


そして、リンコさんも食べなきゃダメですよ。 


看病は心身共に疲弊します。 


何だったら、ご迷惑じゃなかったら日本から食料送りますから! 

頑張ってください。 


悔いを残さないように、全力で。 


投稿: たかたか | 2011年7月17日 (日) 01時51分

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