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2011年7月11日 (月)

納得が行かん

『チョビふうみ』からの続きでございます。

「チョビにウォータートレッドミルは無理です」

ええええええええええええええええええええええ〜〜〜……。ど、どうして?

「今のチョビは弱すぎます」

よ、弱い!チョビが!
いやまあ、最近確かに足が痛いせいと後ろ足が弱ってるせいで、往時の勢いはどこへやら、ノロノロヨロヨロヨレヨレ〜となってしまって、その歩く姿はすっかり老犬ですけど、でも別に病気じゃないし……。

「ちょっとチョビを歩かせてみてちょうだい。歩く様子を見てみないと」

え。い、今?ここで?このウナギの蒲焼きみたいになってる犬を?

「立たせてみせて」

あのでも、今結構治療後のショックと疲れとパニックで、無茶苦茶な事になるんじゃないかと……。せめて靴を履かせてからじゃないと。。。

と抵抗してみたものの、忙しいドクターを待たせる雰囲気でもなく、仕方なくペターとヨレたホッケの開きみたいになっているチョビのお腹に手を回し、フンフンと二人で立たせようとすると、やっぱり大変な事になってしまいました。

ツルツル滑る床の上でヘタっているところに、無理矢理立たせられそうになってヒーっとなったチョビ。大パニックの果てに両手はガクガクブルブル震え、後ろ足にはまったく力が入らず、ツルツルツルツルツルツル地獄に直行。
キュウウウウンヒイイイイイイインキュイイイイイインヒイイイイイイイ〜〜〜ッッ。
もう悲惨の極致の泣き声と、ツルツルツルツルカシャカシャカシャカシャッと床の上を滑り倒すチョビ爪の音と、落ち着けチョビ大丈夫だぞチョビッきゃーチョビ大丈夫ーしっかりー、と私やフンフンの声が錯綜し、さらにパニクるチョビ。
ぶっとい胴回りを抱きしめてなだめようとしたら、心臓がもう破裂寸前のドキドキドキドキドキぶりで、こりゃ関節炎だのなんだの言う前に、ショック死するんじゃないかと不安になったほどでした。

無理。
もう無理です。
と言おうと思ったら、どうにかこうにか立ち上がったチョビ。
ツルッツル滑りながら出口に向かって必死のパッチで脱出を試みますが、慌てているもんだからさらに悲惨な状態になり、ガタガタ震える後ろ足を空しくつっぱって滑りながら立っているその後ろ姿は、もうあと数日で死ぬかもしれない老犬そのものです。

「痛み止めをあげないと」
とドクター。

ええ。でも胃潰瘍があるかもしれないから、痛み止めは中止って言ってたじゃないですか。

「見てごらんなさいあの可哀相な姿を。見ていられないわ」


でも。
でも。
あの。
チョビ、いつもはあんなんじゃないんです。
今、たまたまセラピー直後で疲れとショックでヨレヨレになっていて、しかも靴を履いていないからツルツルの床で滑ってさらにパニクって、今最高にヨレた状態にたまたまなっちゃってますけど、でもホントにいつもあんなじゃないです。天敵犬に出会ったら『ブッ殺したる』って追いかけます。ホントに違うんです。もうホント。ええ。

と説明する私の言葉は、ドクターの耳を完全にスルー。

「可哀相に。見ていられないわ。ごらんなさいなあんな姿で……」

いや。
あの。
だから。

ていうか。
背骨の問題があるのかどうか検査するって話は一体。

「レントゲンを撮りたければ撮っても良いけど、ただ診断を下すだけで何の助けにもならないわよ」

……でも……。
じゃあやっぱりいずれにしても、ウォータートレッドミルは無理だからレントゲンなんて無駄ってこと?

「背骨に問題があるのは明らかなんだし」

え?明らかなんですか?なんで?

「こんなに急に足が弱るのは、関節炎だけとは考えられません」

はあ……。で、背骨に問題があるとして、何ができるんですか?

「二つチョイスがあります」

ほうほう。

「一つは、元々あげていた消炎鎮痛剤を再開すること。もう一つはステロイド剤を投与すること。どうしますか?」

ステロイド!
でもそれは……。

「大きなリスクを負う事になりますよ」

でも〜〜……あのー……胃潰瘍はどうなったんでしょうか?
超音波で検査しないと、胃潰瘍が本当にあるかどうかわからないって話だったように記憶してるんですが、さっきからほとんど『胃潰瘍だの関節炎だの言う前に、もうじき死ぬ老犬だからなんでもいいから今の痛みから解放してやれ』と言われてるように感じるんですが、それって私の気のせいですかね?

「もうこれは、QOL(Quality of Life)の段階ですよ。わかる?こんなに痛みを感じでフラフラになっている状態は、彼女のためによくありません。この先何が起っても、今この苦しみから解放してあげて快適な生活を送らせてあげるのが、今できることです」

ってそんなああた。
それじゃまるで、末期治療じゃないですか。
そういうけど、チョビは病気じゃないというか、まあ関節炎は病気だし、確かに16歳半という高齢ですけどね。
だからってそんな風な、『明日死んでもいいから、今日の痛みから解放してあげないと』的言い方はどうよ?
別に全然死にかけてるわけじゃないし、そりゃまあこのまま放置したらどんどん弱っちゃって、本当にあっという間にダメになる可能性はあるけど、でも死なないですよ、明日とか来週とか。なのに何でそういう話になる?
しかも、フラフラになってるなってるて言うけど、さっきからコレは今たまたま色んな条件が重なってこんな風になってるけど、いつも全然こんなんじゃないし、もっとちゃんとしてるってずっと言ってるのに、全然きいてくれないのは何故?

最初に『クオリティーオブライフよ』って言われてガーンとショックを受けたものの、どうもこの先生のネガティブな見方と発言に納得が行かず、ツルツル滑って落ち込んでいるチョビを床でなだめていたフンフンに
「ねえ。どう思う?」と日本語で訊いたところ
「んなもん大丈夫だよ。全然元気じゃねえかよコイツ。ステロイドもらっとけ」
とサクっと言われました。

ステロイド剤を投与する際はリスクがあるのよ大丈夫ね。と再三念を押されたんですが、イヤちょっと待てよ。ステロイド剤でも前の鎮痛消炎剤でも、超音波検査の結果を待ってからの方が良くないですかね?
とドクターに訊いたところ

「……まあ、それであなたの気がすむなら、それでも良いわよ」

とまた、どうせ死ぬんだからぽい発言。
なんでそういう話になるのか?
どうも、ハスキーとしては超高齢だし、こんな風にヨレヨレになるなんてヘン、と思う私のほうがヘンと思われているようで、『あなたの犬は、いつ何が起っても、死んでもおかしくない年齢なのよ、わかってる?』と再三確認させられてる感じでした。

毎日たくさんの患畜を診察し、とっても忙しいドクターが、超高齢でヨレヨレになって泣いている老犬を見たら、自動的にそういう判断になるのかもしれないなとは思いましたけど、アメリカ人はどうもすぐに『安楽死』を口にしすぎる傾向にある気がします。
クオリティーオブライフ=安楽死
なような。

痛いより死んだ方がマシ?
なんですかね?

チョビが嫌がることを強制したり無理強いしたり、そんな無駄な苦しみを与えるつもりはありませんけど、今この時期に末期治療ぽいことをを口にされるのは、どうにもこうにも納得が行きません。

なので明日レーザー鍼治療と超音波をしてもらった後、鎮痛消炎剤の投薬の計画をたて、それから別のリハビリセンターに予約を取って、リハビリの相談をしてみたいと思います。

クオリティーオブライフ。
それは賛成です。
私の思うチョビのクオリティーオブライフは、笑顔で楽しくゆっくりとお散歩を楽しめるようになること。そのために、アンヨの痛みを和らげてもう少し筋力を取り戻すリハビリをすることが、今できる最善の選択なんじゃないかなと思っています。
そして、チョビがニコニコしているのを見ることが、私にとってのクオリティーオブライフです。

お母さんはがんばるわよっ、チョビ!

Keanureeveshenryscrime0405201104430
↑今日のキアヌ。うーん。相変わらずな雰囲気だけど、穏やかな笑顔が良いですね。

↓ちなみにソウルメイト(=ポール)はチョビショックで死にそうになっています。
twitter/reikotakeuchi
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チョビ」カテゴリの記事

コメント

心配・・・と書くとヤなことになっても困るので。
リンコさんやチョビちゃんはもちろん、フンフンさんなど関係者各位で奮闘中。専念のため多忙につきしばらくブログはお休みと信じています。ずっと待ってます。がんばってくださいね。

投稿: KIYO | 2011年7月14日 (木) 11時39分

たった今この記事を読みました。
きっといい方向に向かうはず!と祈りながら読み始めたので、ドクターに対する納得いかない気持ちでいっぱい。はぁ~?!なに言うてんねん!と言ってやりたい。

更新があいてるのが気掛かりですが、チョビちゃんにとってベストな方法が見つかって、前みたいに元気にお散歩できますように。

投稿: macarron32 | 2011年7月14日 (木) 11時18分

りんこさん、ちょびちゃん大丈夫ですか?
ふたりのこと大好きだけど、何もしてあげれなくてもどかしいです。
早く何事もいい方向に行くよう願っています。

投稿: indy | 2011年7月14日 (木) 10時21分

家の老犬ハスキーも数年前にヨロヨロになってしまい通院していました。
うちの子はカークランドのコンドロイチン&グルコサミンですっかり痛みもなくなり、スタスタと歩けるようになりましたよ。朝、晩1錠をご飯と一緒に食べていました。高齢犬だからなのか、かかりつけの獣医さんも反対はしませんでした。
今でも14歳、スタスタと歩き回っています。
チョビちゃん、痛みがなくなって元気になると良いですね。。。

投稿: hanahana | 2011年7月14日 (木) 05時14分

リンコさん、チョビ嬢様、大丈夫ですか・・・? 更新に間が空いてきているので、少し心配になってきています。

投稿: ロンドン野郎 | 2011年7月14日 (木) 04時53分

リンコさん、チョビちゃん、頑張って!
またいつものように、いっぱいお散歩できますように…

投稿: rominosuke | 2011年7月14日 (木) 02時39分

リンコさん、チョビはきっと良くなると信じています。
お祈りしています!!

投稿: ばびえ | 2011年7月12日 (火) 10時10分

リンコさんが納得がいかない状態って、やっぱり良くないと思います。 色々大変だけど、セカンドオピニオンを考えたほうが・・・

投稿: ロンドン野郎 | 2011年7月12日 (火) 02時00分

チョビちゃんのパニックの話を読んでとても辛くなりました。
元気にさせてあげたいけど、治療やリハビリや薬が逆に負担になってしまうかもしれないし…。
難しいですよね(>_<)
チョビちゃんにベストな先生と治療法が早く見つかりますように!

投稿: JADY | 2011年7月11日 (月) 23時25分

今日のチョビちゃんの様子はどうですか?少しは落ち着いているかな?
なんだか読み進めているうちに、ドクターにはもちろんツルッツルの床にまで怒りが込み上げてきてしまいました。。。
私も別のちゃんとお話を聴いてくれるドクターにもう一度診てもらった方がいいと思います。
お母さん頑張れ!

投稿: ことり | 2011年7月11日 (月) 23時20分

りんこさん、大変やね。でも、痛くても痒くてもモノ言えないワンコに代わって何か伝えないとね…。ドクターをかわったほうが、チョビちゃんにもりんこさんにもいいんじゃないかと思います。少なくとも、じっくりお話しの出来るドクターはいらっしゃる気がします。ここは落ち着いて判断しないとね、チョビちゃんとりんこさんのために!頑張ろうね。

投稿: エバママ | 2011年7月11日 (月) 22時10分

がたがた震え、キュンキュン鳴いているチョビちゃんを目の前にし、普段の姿を見てないドクターには、仕方のない診断かもしれませんね。
なのでちょっとそこはお休みして。
総合的に観ているリンコさんと一緒に相談をしつつ、今後の治療やリハビリを提案してくださるドクターが現れることを願っています。
チョビちゃんの普段の様子、どんなときに調子が良いか悪いかが伝わるといいのですが・・・。おかあさん(リンコさん)頑張ってくださいね。

投稿: KIYO | 2011年7月11日 (月) 10時59分

初めてコメントさせていただきます。
私は数年前に長年連れ添った愛猫を亡くしました。やはり15、6歳だったと思いますが(虐待されていたのを奪ってきたので正確な歳が不明)亡くなる数年前から、もう歳だからと精密検査をしてもらえなかったり亡くなる心構えを的な事を言われたりしていました。いずれも違う病院ですが…。最終的に救急でかかった病院でも、私がいる待合室まで夜間の研修医のような若い先生方の談笑する声が聞こえてきていたたまれなくなり酸素吸入させながらも自宅に連れ帰りました。

ごめんなさい、今こんな話は嫌ですよね。何が言いたいかと言うと、チョビはお母さんが正しいと思った方法で頑張ってくれると思うので、リンコさんの思うやり方で良いんではないかと私も思うんです。文章を拝見するにブレはないと思うのですが、色々言われるといやになっちゃいますよね。
きっとまた元気にお散歩出来るはず。その日を楽しみに病院通いも頑張って下さい。長文失礼致しました。

投稿: ちびばむ | 2011年7月11日 (月) 09時58分

ドクターに腹が立っちゃって、久しぶりにコメントさせていただきます。私も納得いきませんっ!!!あの闘志あふれるチョビちゃんが、何もせずにただ時間が過ぎるのだけの生活を望むなんて考えられないです。
そしてあの(←どの?)リンコさんが、よくぞドクターと喧嘩になりませんでしたねぇ。(それほど落ち込んでいらっしゃる状態ということでしょうか?)
パニックでフラフラになっているのか、痛みでフラフラになっているのかも見分けられないドクターなんて、ヤブとしか思えませんよ~。
そりゃ若い頃とは違うでしょうし、調子のよい日も悪い日もあるでしょうが、また穏やかなお散歩ができる日もあると信じています。
どうか元気出してくださいね!

投稿: ここりん | 2011年7月11日 (月) 07時48分

あの、チョビが小さい時からかかっている病院ではダメなんでしょうか?お話だけ聞くと、ネガティブでうっかりすると本当に安楽死させられそうな先生で怖いです。。。
ウォータートレッドミルは、今のチョビの状態では溺れたりしないんですかね?もう少し元気になってからでも良い気はします。

投稿: meg | 2011年7月11日 (月) 07時35分

QOLの形はドクターが決めることではなくて、飼い主であるリンコさんが理想とするスタイルだと思います=3(ワンコは話せないし)
日本にもドライな獣医さんがいたり、インフォームド・コンセントが不十分な獣医さんもいます。
目の前の症状を改善するのが医療なのかもしれませんが、その先まで考えてほしいですよね。
今日は入院している我が家の犬の面会に行ってきました><
チョビちゃん、がんばれ! リンコさんも!

投稿: じょんみわ | 2011年7月11日 (月) 02時59分

あの、お医者さんを替えてみる、って選択肢はないですか? 


頭から決めつけられていると、こちらから何を言っても無駄ですし。 


その先生がニューヨーク1の名医とかならともかく、セカンドオピニオンももしかしたら必要かも知れません。 


投稿: たかたか | 2011年7月11日 (月) 02時19分

リンコさんが納得いくまで、チョビを徹底的に診察してもらうべきですね!例えリンコさんが、3日に一食(?)になっても…
アメリカのドクターって、やっぱりドライな人が多いのかしら…患者(患犬)に、あんまり深入りしないというか…
フンフンさんポールさん、お二人のこともちょっと心配です…
リンコさん、気をしっかり持って下さい!
ニューヨークの暑さに負けないで!チョビともども…

投稿: Maggie | 2011年7月11日 (月) 01時14分

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