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2011年12月12日 (月)

ペンギン、コチョビと3ショット

ペンギンの里は寒いやら暑いやら異常に強風やらで、気候が分単位で変化します。なので、ユニクロが世界に誇るウルトラライトダウンジャケットと、日よけの帽子、サングラスが必須アイテムでした。

ペンギン最終日には、一応3ショットぽい感じで撮ってもらう事に成功しましたので、アップしますね。

Penguin3shot_2
↑一応手にコチョビが。ペンギンのうち一人は「はい?」って感じで振り向いてくれました。

あんまりペンギンに近づくと、周囲の顰蹙を買います。そして、監視員さんたちの目も厳しいんです。なのでまずはおそるおそる隣に座ってみたりして。

Penguin3shot2
↑後は知らん顔のペンギンたち。

私が横に座っても全然平気そうだったこのペンギンたちが、ボードウォークで何をしていたかというと、つまりウ○コでした。
なんか生臭いなあ。ペンギンってこういう匂いなのかなあ。
と思って座っている彼らを間近に見てみたら、あのかわいらしいペンギンおしっぽの下から、ドレ〜〜〜〜っと緑色っぽいものが……。

とにかくペンギンは、よくトイレに行き、よくケンカをし、よくくしゃみをする。
これを学びました。
そこここでトイレに行く物音と、くしゃみの音を聞きました。
ペンギンのくしゃみは『ブシュッ』って感じの小さなかわいらしい音です。

Penguin3shot4
↑立ち去ろうとするペンの背後から……。

Penguin3shot3
↑なんすかそれは?

コチョビを差し出してみたら、この子はなかなか勇気と好奇心があるタイプだったようで、振り向いて戻ってきました。そしてコチョビの匂いをクンクンクンクン。

ペンギンの里には、ペンギン観賞用のボードウォークがずーっと続いているんですが、これを全部歩くと、パンフレットによると3時間ほどかかる予定らしいです。
でも、私の場合は1時間半ほどでした。それもゆっくりとペンギンを観察し、撮影しながらですので、ただ歩くだけなら多分1時間弱ですむんじゃないでしょうか。
このボードウォークはところどころ橋になっていて、その橋の下は陰になっているので、ペンギンたちの格好のお昼寝場所、あるいは遠めの巣の子たちにとっては、長いえさ場までの距離の途中休憩所になっています。

Dsc08842
↑ペンギン社交場。

ボードウォークの最終地点はかなり遠く、小さい子供連れの人やお年寄り、あるいは時間があまりない人や途中で飽きちゃった人なんかは、たどり着けないようで、結構穴場。
静かでほかに人がおらず、思う存分ペンギンを満喫できます。
でも、ちょっと哀しい事が。

最終地点の人間とペンギンのエリアを仕切るフェンス近くに巣を構えていたとあるペンギン。
ものすごく間近に撮影されていましたが、全く動じる事なくボケーとお昼寝をしていました。

Dsc08818
↑ボケー。

Dsc08820
↑フガー。

よく見てみると、どうやら生まれたばかりのヒナを暖めている様子。
お父さんかお母さんかわからないけど、ボケーっとしつつも子育て中だったのね。

撮影しているおじさんがいなくなったらこの子をもう一度見ようと思い、また同じ場所に戻ってみたんですが、砂利道を踏んで近づいていくと、今度はボケーと巣の外に立っているペンギンが。

あれ?

さらに近づくと、彼の足下にぐったりと横たわる赤ちゃんペンギンが……。

え?え?え?

おそるおそる近づいてみたんですが、赤ちゃんペンギンが生きているのかどうかわかりません。ただぐったりと身動き一つせず、うつぶせになっている赤ちゃんペンギンと、その横にただ立ち尽くして天を見上げて目を閉じている父ペンギン(だと思う)。
何があったのか、はたまた別に何もなかったのか、私には知る由もありませんが、そのただ立ち尽くしている彼の姿に、自然の摂理という言葉を見た気が。

何があっても地球は回り続け、自然は動き、生命は繰り返し、去り、戻ってくる。
ペタコンペタコンと愛嬌ある姿で歩くペンギンたちも、ただ歩いているだけではなく、日々生きるためにえさ場に出向き、猟をし、長い距離を歩いて家族に給餌し、命の限り生きている。
そういうシンプルな生命のあり方と、全てを受け入れて生きている野生の力強さを、ペタコンなペンギンから学んだ気がします。

そして、アルゼンチンでのとある夜。
チョビが初めて夢に出てきました。

「チョビ!生きてたの?」
びっくりしてあわててご飯をあげようと思ってだっこすると、子犬の時みたいにふわふわで柔らかくて軽かったチョビ。
「大丈夫なの?」って訊くと「うん。まあ大丈夫なのよ」と、なんともチョビっぽい曖昧な返事でした。
チョビは夢の中ではなぜかほとんど毛並みが白く、ちょっとだけ黒いブチがはいっていました。
そして、夢の中だというのにご丁寧にアルゼンチン人のおじさんが登場して
「しかしその犬は、本来もっとしっぽがふさふさなはずじゃなかったのかね?」
と訊かれました。
「はあ。そうなんですけど、手術やなんかでおしっぽをそられちゃって……」
と言い訳をする私。
その間もふわふわのチョビはずーっとおとなしく私にだっこされたまま。前足と後ろ足をキュっと縮めて私の腕にしがみつくみたいにしていた感触が、起きてからもずっと残っていました。
アルゼンチンくんだりまで来てくれたチョビ。
セっちゃんによると、チョビは上のほうから『冷静に』(ここ、カギカッコつきね)私を見守ってくれているそうです。

そうか。
冷静に私を見ているのね。
ペンギンにぎゃーぎゃー騒いだり、コチョビをあっちこっちつれ回して写真撮りまくってアルゼンチン人に怪しまれたり、毎日同じサンドイッチを食べまくってパン屋のおばさんに覚えられたりガソリンステーションのトイレを無断でこそこそ使ったり旅先だというのに毎日寝坊してお昼近くになってやっと起きたりしているのも、全部見ているのね。

ならば私も自然の摂理に従って、思う様生きてみよう。
あるがままを受け入れながらも、いろいろと抗いもがき悩んだり後悔したりつまずきまくるのも、これまた人間の自然の摂理ではないか。

ということで、今日からもまた、お昼まで寝坊してハウスクリーニングのおばさんに迷惑をかけ、道ばたでコチョビ撮影してアルゼンチン人のおじさんに「それは何かね?」と訊かれ、つたないスペイン語で返事をしてさらに混乱を招き、蚤の市でわけのわからん物を買いまくり、さらに人生をがらくただらけにしてやろう。
と決心しました。

チョビ、そしてみなさんも、よろしくね。見捨てないでね。

↓ていうか。別に新たに決心せんでも、すでに思う様がらくただらけの人生を生きているのでは……。
twitter/reikotakeuchi
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コメント

ペンちゃんにはペンちゃんの人生があって、同じ地球で一緒に生きているんだな〜と思いました。
旅って素晴らしいですね。
どこにも旅をする余裕がない私ですが、リンコさんの文章を拝読して、旅気分に浸らせていただきました。
ありがとうございます!

投稿: じょんみわ | 2011年12月17日 (土) 10時50分

おお!チョビちゃん夢に出て来ましたか!
「冷静」に見守っているなんてチョビちゃんらしいですね~
ペンギン、近くで見てみたいわ~!でも臭いんでしたっけ。

我が家のビーグル犬は夢にまだ出て来ません。亡くなって少しの時に、爪音とブルブルって身震いした時に床が鳴る音を聞いたのですが、最近そういう音がしないのでもう私の事は忘れちゃったかも。
でもカロートペンダント買ったので忘れられていたとしても私の胸元にいる、と思えば安心します。

投稿: みさ | 2011年12月14日 (水) 00時46分

ついに「チョビちゃん」にあえたのですね。よかったです!健康に気おつけて旅を続けてくだい。ブログ楽しみにしています。         

投稿: おっさん | 2011年12月13日 (火) 04時03分

リンコさん、脚長い~細い~と思ったら、影だったわ(-o-;)

投稿: エバママ | 2011年12月13日 (火) 03時22分

ペンギンのくしゃみ!かわいいだろうなぁ。自然の行為がカワイイってサイコーですね。
ところでリンコさんやっとチョビちゃんと会えてよかったですね。
ペン父と夢チョビ。リンコさんの導きで哲学を感じました。
つまるところ、畢竟、ようするに(なんのこっちゃ??)生きることは、喜怒哀楽を感じること、なのかもしれませんね。

投稿: KIYO | 2011年12月13日 (火) 01時07分

夢でもまたチョビ嬢に会えて良かったですね。 

きっとリンコさんの気持ちがペンちゃんで少し和んだからなのでは? 

あんまり辛い時に出てきたら、余計辛くさせる、って近くにいたからこそ、彼女が一番分かっていたでしょうから。 


自然の営みに少し癒され、また笑顔全開になってくださいね。 

投稿: たかたか | 2011年12月13日 (火) 00時23分

リンコさん、チョビ&コチョビ

いいですね~。いろいろ経験してますね。私も旅に出たくなりました。経験は財産です。チョビもくっついてまわってるんでしょうね。一緒なんですね~、悪いことはできません。

リンコさんたちを見捨てるわけないですよ!こちらがパワーもらってるんですから。感謝してるんですから。

東京は晴天なり~!

あんずママ

投稿: あんずママ | 2011年12月12日 (月) 21時44分

やや、とうとうチョビが夢の中に出てきてくれたのですね!チョビもリンコさんとコチョビのきままな旅を見守っているのでしょうね!
ところで、ペンギンのくしゃみ、生できいてみたいものです…

投稿: Maggie | 2011年12月12日 (月) 21時42分

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