鏡
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ずっとずっと欲しかったんです。
壁にかけるアンティーク調のミラーが。
でも、鏡って高いんですよね。大きいものだと数百ドルから千ドル以上するものばかり。
最近見掛けて気に入ったものは1500ドルでした。
そんな高いもん買えるかいな、と独り言をいいながらチョビとお散歩していたんですが、ふと通りかかった週末フリーマーケット。
路上のお店にありました。
好みの鏡が。
しかもお値段なんと$75。
まさか750ドルの間違いじゃあるまいな、とためつすがめつしていると、麻生総理に負けないぐらいのダミ声のおじさんが近寄ってきました。
「いい鏡だよ。お買い得だよ」
うーん。これ以上大きいのはないの?
「ないねえ。それが今一番大きいやつだねえ」
おじさんと話をしながらふと横を見ると、これまた好みのチェストがあるではありませんか。
「あ。これも好き」
「オオ。それは宝石箱だよ」
おじさん。こんなデカい宝石箱ないよ。
「いいや。一番上の引き出しを見てごらん」
言われて引き出しを開けてみると、ほおお、引き出しの中は黒いビロード張りで、小さなしきりがたくさんついています。そして手前には指輪をグサグサと突き刺して立てておく仕組みまで。
「他の引き出しは普通に使えるから、下着とか入れてもいいんだよ」
なんかおじさんのダミ声で『下着』とか言われると、私の下着をおじさんに触られてるような感じがしてちょっとだけヤなんですけど、でもこのチェストは好き!
お値段はこちら$125。ひー安い!
「二個まとめて買ったらマけてくれる?」
腐っても関西人の私。
たとえ『ヒー安い』と思ってもそんなことはオクビにも出さず、さらに値切るのは常識。
「うーん…ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううん」
ダミ声で悩んでいるぞおじさん。
200ドルのところ、190ドルぐらいにはしてくれるかなあ。
「170ドルでどう?」
うおっ。170!やたっっ!!
「買った!」
「よし売った!」
商談成立です。
しかも大きくて重たくて持てないから、ということでタダで配達までしてくれました。
ラッキー。
夜寝る時、鏡に前の持ち主の呪いがこもっていたらどうしようか、とちょっとだけ思いましたが(くだらない)、チョビが平気そうにしているのでよしとしました。
これを壁にかけたら、ひとまず部屋のインテリアは完成です。
あとはクローゼットの改造です。
うう。先は長い…。
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